2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24792091
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
渡邉 恵 徳島大学, 大学病院, 講師 (40380050)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 金属アレルギー / 歯科金属 / 樹状細胞 / チタン |
Outline of Annual Research Achievements |
ニッケルアレルギーモデルマウス製作方法を応用して,ニッケルの代わりにチタンを用いてアレルギーを誘発できるかどうか,昨年度より条件検討を行ってきた. 酸化チタンを用いて,腹腔内投与+耳介皮下投与,腹腔内投与+耳介皮膚への直接塗布,腹部皮膚への直接塗布+耳介皮下投与,腹部皮膚への直接塗布+耳介皮膚への直接塗布,といった方法で,マウスをチタンで感作してアレルギーを惹起させようとしたものの,コントロール群と比較して有意な耳介の腫脹,すなわちアレルギー反応は見られなかった. また,同様に昨年度より引き続き,in vitroでのチタンの抗原性の検討として,マウス骨髄由来樹状細胞を酸化チタンで刺激した後,サイトカイン産生と種々の遺伝子発現を解析した.その結果,ネガティブコントロール群との有意な差はいずれも見られなかった.特に,ニッケルで有意に活性が上昇するMKK6/p38経路もチタン刺激ではリン酸化が進行しなかった. さらに,チタンで刺激した樹状細胞もしくはT細胞を正常C57BL/6マウスの腹腔に移入してアレルギーの誘発を試みたが,明らかなアレルギー症状は観察されなかった.
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Research Products
(2 results)