2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24792397
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
東恩納 美樹 琉球大学, 医学部, 助教 (50589819)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 医療安全 / 転倒転落リスクアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年度は、A大学病院における転倒転落の詳細を明らかにするため、2013年度に発生し報告された転倒転落について、インシデントレポートを用いた分析を行った。国内外で使用されている転倒転落リスクアセスメントツールには、高齢者に特化して作成されたツールもある。本研究で作成を試みている簡易転倒転落リスクアセスメントツールを成人対象・高齢者対象のように年齢で区分して別々に作成すべきかを検討するため、転倒転落の発生状況やリスク要因を高齢者(65歳以上)と非高齢者(15歳以上65歳未満)で比較した。また、インシデントレポートに含まれる「転倒転落発生の経緯と内容」に関する自由記載の内容から、転倒転落の発生状況、リスク要因、直接要因、傷害の有無に関するキーワードを抽出し、分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2014年度は、A大学病院における転倒転落の発生状況および原因の詳細を明らかにするため、2013年度に発生した転倒転落について、インシデントレポートを用いた分析を行った。しかし、レポートに記載された発生状況や原因は複雑で、1つの転倒転落にも複数の要因が関連していたことから、量的分析に加えて、自由記載内容の分析を行うことに計画を変更した。このため、分析に要する時間が延長された。
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Strategy for Future Research Activity |
簡易転倒転落リスクアセスメントツールを完成させ、A大学病院の協力を得て、ツールの信頼性および妥当性を検証する。
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Causes of Carryover |
研究の遂行遅延による。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費(70,000): レーザーカートリッジ、文具; 旅費(80,000): 医療安全関連の学会参加 人件費(47,000): 研究補助人件費; その他(50,000): 学会参加費、英文校閲
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Research Products
(1 results)