2012 Fiscal Year Research-status Report
安全な出産と快適な育児期を過ごすための妊娠中から取り組む睡眠プログラムの検証
Project/Area Number |
24792528
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
宮川 幸代 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (20614514)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 妊婦 / 睡眠 / 出産 / 育児期 |
Research Abstract |
本研究の全体構想は、安全な出産と快適な育児期を過ごすことができる睡眠プログラムを検討し、臨床応用できるように妊娠中から取り組む睡眠プログラムを検証することである。 平成24年度は、妊婦の特性にあった睡眠プログラムを検討するために、妊娠期の女性の睡眠状況について、妊娠期分類に沿った妊娠初期・中期・末期の特性を明らかにした。 妊娠期の特徴として睡眠時間は、初期と末期に長くなっており、初産婦より経産婦の方がより長い傾向にあった。また、妊娠末期は入眠時間が長く、夜間覚醒数が増加しており、睡眠効率と睡眠の質の低下が最も認められた時期であった。このことは、主観的な睡眠状況と脳は測定によって報告されている結果と一致していた。今後は、妊婦および妊婦以外を対象としている睡眠プログラムの検討後、妊婦を対象とした介入を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた研究計画の到達度は70%といえる。妊婦を対象とした睡眠問題と安全な出産に関する文献レビューが終わったところである。さらに、研究成果を発表できていない状況である。研究初年度であり、研究の遂行にあたっては、実質的な研究期間が短かった。 今後は、引き続き論文投稿と平成24年度の予定であった妊婦および妊婦を対象としている睡眠プログラムの内容を睡眠専門家との検討をすすめていく。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画書に基づいて、妊娠各期の睡眠状況の特性を踏まえて睡眠専門家と睡眠プログラムを検討後、平成25年度は睡眠プログラム介入を行う予定である。さらに、妊婦の睡眠状況の特性に関する研究成果を発表予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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