2015 Fiscal Year Research-status Report
要介護認定の発生リスクが高い高齢者の選出方法の開発
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24792606
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
椛 勇三郎 久留米大学, 医学部, 講師 (30368964)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 要介護認定 / 基本チェックリスト / スクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年には最終研究結果を報告する予定だったが,諸事情により研究対象の追跡期間を延長し,3年6か月に設定することにした.2015年度はデータクリーニングやハンドリングを実施し解析データベースを構築した. 今後は得られたデータ(基本チェックリストやその回収・回答状況,基本的属性など)をもとに「どのような条件の者が要介護認定の発生リスクが高いのか」,「どのような対象に優先的に介護予防を行う必要があるのか」,「同チェックリストを返信しない人の傾向や要介護認定の発生はどのような現状か」について,データマイニングや回帰モデルを用いて将来要支援・要介護になるおそれがある者の傾向や全貌を明らかにする予定である.また地域包括支援センターや自治体担当者向けの有用なスクリーニングツールを作成する予定である.さらに基本チェックリストの有用性(未記入や誤記も含めて)の検証およびスクリーニング指標の検証を行う予定である. また,研究期間延長に伴い新たに次のことについて検討することにした.まずは2012年7月~2013年3月に要介護認定を受けた者が,2015年12月時点(約3年後)において要介護認定状態がどのように変化しているか追加検討することにした.具体的には要介護状態から改善している者と要介護状態が持続している者を比較しその特徴をやリスク要因を探索することにした.さらに追跡期間は短いが死亡リスク要因についても併せて検討することにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
諸事情により研究対象の追跡期間を延長し,3年6か月に設定することにした.
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Strategy for Future Research Activity |
2016年4-9月にデータ解析し,将来要支援・要介護になるおそれがある者の傾向や全貌を明らかにする予定である.10-3月は報告書作成と自治体への報告会を開催する予定である.
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