2013 Fiscal Year Annual Research Report
流れ場および反応構造を考慮した衝突噴流熱伝達機構の解明
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24860002
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
松岡 常吉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90633040)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 衝突噴流 / 平面噴流 / 固体燃焼 / 拡散火炎 / 熱伝達 / 燃焼速度 |
Research Abstract |
酸化剤衝突噴流群と固体燃料の拡散火炎における,固体への熱伝達特性に関する基礎データを得ることを目的として,2つの平面噴流を固体平板上に衝突させた場合について実験を行い,固体表面に沿った燃焼速度の分布を調べた.実験には2種類の噴口中心間距離(p=4,18mm)のノズルを用いた.ノズル出口から固体表面までの衝突距離は24mmとした. 中心間距離が広い場合(p=18mm)には,燃焼速度の分布はほぼ中心軸を対象に2箇所でピークを持ち,そのピーク位置は噴口直下よりやや外側にずれることがわかった.非燃焼場での可視化実験から中心付近に渦対が発生していることが確認できた.このことから,ノズルから出た噴流は中心に形成された渦によって外側へ押されていることが示唆された.一方,中心間距離が狭い場合(p=4mm)には,流速が約10m/sまでは中心付近になだらかなピークが1つだけ存在する燃焼速度分布が得られた.これは固体表面で衝突する前に噴流同士が干渉し,擬似的に1つの噴流となって衝突していることを示唆している.流速が大きくなると間隔が広いときと同様,中心のピークは2つに分離しはじめることが確認された.いずれの中心間距離の場合でも,噴流流速が大きくなるにつれて,燃焼速度の最大値は増加することがわかった.この傾向は単一噴流の場合と同様であったが,同じ流速では単一噴流に比べて小さくなり,また.今回の実験を行った流速の範囲では,単一噴流の場合で見られたよどみ点における吹き消えを観察することはできなかった.本研究から,非燃焼の場合と同様に噴流の相互作用の有無によって形成される燃焼場は異なり,その相互作用は噴口の中心間距離によって変化することが示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)