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2012 Fiscal Year Annual Research Report

日本の大学における外国人職員の実態と役割に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24907044
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

諏佐 賢司  東京大学, 情報基盤センター, 大学職員

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2013-03-31
Keywords外国人職員 / 大学職員 / 大学の国際化
Research Abstract

本研究は、日本の大学が国際化を進める上で、その業務を担う事務組織における外国人職員の採用状況等について調査を行い、外国人職員が大学の国際化において担う役割等について考察を行うことを目的として研究を行った。
関係資料の収集や学会等における意見交換を行うと共に、国公私立大学771校の職員採用業務(人事)担当者に対してアンケート調査を行った結果、283校から回答(有効回答数は280校)があり、60校において外国人を職員として「過去3年間で採用したことがある」または「過去3年間で採用しなかったが、それ以前に採用したことがある」との回答があった。
外国人職員の採用や職務内容については、(1)国立・公立・私立の設置形態を問わず、外国人を職員として採用していること(2)大学は主に職務上、外国語の使用が必要なため、大学の国際化に資するために外国人を職員として採用していること(3)外国人職員は国際交流関係以外にも入試関係、教務・学生関係等の職務にも従事していることなどが明らかとなった。
また、外国人を採用したことにより、日本人職員や組織に対して(1)職場が活性化した(2)労働効率がアップした(3)職員が国際的視野を持つようになった等の効果があることが明らかとなった。
外国人職員に対する支援という点については、外国人の特性や語学力を生かした配置・育成をする等、外国人職員の定着・活躍のために大学が配置や育成等の面で配慮していることが明らかとなった。
一方、外国人職員を過去に一度も採用したことがないと回答した大学の約半数が今後、外国人を採用することがあると思うと回答し、外国人職員の採用が拡大する可能性があることがわかった。
以上のように、本研究では外国人職員の採用状況等を明らかにしたが、今後、外国人職員の採用が増え、従事する職務内容が拡大すれば、大学の国際化に果たす役割も増していくと考えられる。

URL: 

Published: 2014-07-16  

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