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2012 Fiscal Year Annual Research Report

数学科における方法の検討を促進させる教材の開発

Research Project

Project/Area Number 24909008
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

井上 優輝  広島大学, 附属福山中・高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2013-03-31
Keywordsクリティカルシンキング / ルーブリック評価 / 相互評価
Research Abstract

1.研究の成果
研究仮説(問題解決方法を評価し,さらに評価方法を検討する活動を通して,生徒の数学的理解を深め,新学習指導要領に合致した「クリティカルシンキング」を育むことができるのではないか。)に基づき,問題解決方法を評価・検討する活動を重視した教材を開発・評価し,それを外部へ発信した。教材は,中学校2年生を対象とした三角形の合同条件の再検討を題材としたものであり,三角形の合同条件についてのレポート作成,自分たちで作成したルーブリックを使用した相互評価,評価結果をもとにしたレポート作成などの活動を通じて,適切な論証を行うための指標を他者との議論の中で獲得・深化させるものであった。事後に実施したアンケートにより,この教材の良さと改善可能な点を明らかにすることができた。具体的には,この教材(授業形態)は多くの生徒にとって楽しいと感じるものであり適切な論証に対する意識を高めるものであること,活動グループでの協力がうまくいったかが生徒の情意や成果に関わってくることなどを見いだすことができた。また,生徒の変容を評価するための方法の確立が本研究の次の課題として明らかとなった。
2.研究の外部発信としての成果
(1)広島大学附属福山中・高等学校2012年度公開研究会
授業公開及び研究の紹介を行った。参加者は50名程度で,現職教員や大学院生・学部生など多岐にわたるものであった。
(2)広島大学附属福山中・高等学校研究紀要(第53巻)
研究の成果と課題をまとめ掲載した。

URL: 

Published: 2014-07-16  

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