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2024 Fiscal Year Research-status Report

豊かな情操教育のための多様な価値観に基づくAIによる絵画解釈支援ツールの開発

Research Project

Project/Area Number 24K05920
Research InstitutionTokyo University of Technology

Principal Investigator

葛原 俊秀  東京工科大学, デザイン学部, 准教授 (10806508)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柴田 千尋  法政大学, 理工学部, 准教授 (00633299)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Keywords図画工作 / コミュニケーション / 情操教育 / 画像生成AI
Outline of Annual Research Achievements

初等教育における情操教育についての現状を深く理解するために、小学校教員と小学校を卒業した15歳から18歳の若者、さらにアーティスト(公募展への参加者)を対象とし、図画工作に関するアンケート調査並びにヒアリング調査を実施した。また、小学校を訪問し図画工作の授業の観察調査を行った。これらの調査から図画工作において褒められるなどの教員とのコミュニケーションが多かった児童ほどその後の絵を描くことに対する態度はポジティブな傾向にあり、一方で、教員としては制作にあたり児童とのコミュニケーションの必要性を強く感じているものの、コミュニケーションの難しさを感じていると共に、実際的には十分にはできていないという実態が明らかになった。
一方、AIモデルの開発に関しては、様々な児童の絵画を取り込み、より完成度の高い絵を生成する方法を模索した。500の絵画作品とその作家のコンセプト文を再学習させた、リアルタイムで高品質な画像を生成できる画像生成AIの"StreamDiffusion"による方法と、さらに非常に少ない計算量で追加学習ができる"LoRA"(Low-Rank-Adaptation)を用いた方法では、"LoRA"を用いたケースの方が再学習させた内容がより反映されたアーティスティックな画像の生成ができたものの、全体としては、元の絵から大きく変化しまい何の絵なのかわからないものとなってしまったり、特に単純な絵の場合は原型をとどめていないことも多いという結果となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

図画工作の現状理解及びAIモデルの生成の両面に関して特に問題なく、計画通りに研究を遂行できた。

Strategy for Future Research Activity

図画工作の授業における教員と児童の間のコミュニケーションに関して、現状明らかになっている部分に関して論文としてまとめ成果発表を行う。その上で、教員と児童の間のコミュニケーションに関して、実際の授業内の教員と児童の会話の分析や児童作品に対する外部識者のコメントとの照合など、現状をより深く分析しそのコミュニケーションのあるべき姿の方向性を考察する。また、AIモデルの生成に関しては、児童の絵を取り込み解釈し、より完成度の高い絵に向けたヒントとなるフレーズの生成を目指す。さらに、外部識者とのコメントとAI生成によるコメントとの整合性によりAIモデルのチューニングを行う。

Causes of Carryover

当初予定していたハンドスキャナーの価格が想定よりも高額なため、購入を見合わせたため残額が生じた。ハンドスキャナーを用いない方法でのアプローチを試み、その分の費用を国際ジャーナルへの投稿あるいは国際学会における発表費用に充てる。
2025年度の使用計画は、図画工作の授業へのアーティストを含めた外部識者の招聘に伴う旅費及び謝金、授業内におけるコミュニケーション分析および児童作品分析のための学生謝金、AIモデルのプロトタイプ制作のための学生謝金、ディバイス購入である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 初等教育の図画工作における情操教育の現状と今後に向けた考察:15-18歳の若者と小学校教員のアンケートを通して2024

    • Author(s)
      葛原俊秀
    • Organizer
      日本デザイン学会第71回春季研究発表大会

URL: 

Published: 2025-12-26  

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