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2024 Fiscal Year Research-status Report

ヒアルロン酸ナノゲルを応用した次世代液体塞栓物質の開発

Research Project

Project/Area Number 24K10858
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

東原 大樹  大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座准教授 (90423186)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 是恒 悠司  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20973522)
田中 会秀  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50839701)
木村 廉  大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座助教 (80774223)
小野 祐介  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90816901)
Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Keywords塞栓物質 / ヒアルロン酸 / ヒアルロン酸ナノゲル / ハイドロゲル
Outline of Annual Research Achievements

本研究計画の通り、ヒアルロン酸ナノゲルの液体塞栓物質としての適性を評価することを目的として、in vitro実験を実施した。まず最適濃度の検討を行った。ヒアルロン酸ナノゲルを造影剤に溶解し、複数の濃度を作成した。各濃度のサンプルに対して、レオメーターを用いて粘性および粘弾性を評価し、マイクロカテーテルからの注入可能性を検討した。その結果、Cholesterol-bearing hyaluronic acid (CHHA) 換算で40mg/mL以下の条件下ではカテーテルからの注入が可能であると判断した。37℃に加温したウシ血清との混合実験を行ったところ、塩応答によりゲル化が認められた。液体成分との分離が認められたため、粘性評価に関しての定量的な評価は困難であった。続いて視認性と塞栓能の評価を行った。造影剤原液に溶解した状態では、X線透視上の視認性は良好であった。また、拍動流ポンプを用いた塞栓回路モデルでの注入実験を実施し、シアノアクリレート系薬剤であるN-butyl-2-cyanoacrylate(NBCA)と同等の良好な塞栓能を有することを確認した。また、中空の動脈瘤モデルを3D-CADソフトを用いて3Dプリンターより出力した。既存のカテーテルデバイスと接続できるように断端を加工したことで拍動流ポンプとも接続可能になり、閉鎖回路を作成することに成功した。現在、ヒアルロン酸ナノゲルの供給先が出荷調整中であるため、追加実験は一時中断している。供給再開後は、さらなる物理特性の詳細解析や、in vivoでの応用検証を進め、液体塞栓物質としての臨床応用可能性の確立を目指す予定である。また、同時にDDSとして薬剤の徐放性能があるかについても検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度はヒアルロン酸ナノゲルの供給先が出荷調整中のため、予定していたin vitro実験は一部終了できなかったが、3Dプリンターによる動脈瘤モデルの作成に関しては予定以上の進捗があった。

Strategy for Future Research Activity

次年度は血管モデル塞栓実験を行う予定である。またラット腎動脈塞栓実験を行いIn vivoにおける塞栓効果の確認を進める。

Causes of Carryover

予定よりもIn vitro実験の一部が進捗せず、未使用分が生じたため繰り越す。来年度に使用する動物実験関連費として充当する予定である。

URL: 

Published: 2025-12-26  

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