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2024 Fiscal Year Research-status Report

近代日本の企業経営と労働者の健康問題

Research Project

Project/Area Number 24K16411
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

菊池 美幸  九州大学, 附属図書館, 助教 (30878244)

Project Period (FY) 2024-04-01 – 2027-03-31
Keywords石炭産業史 / 労働衛生 / 産業医学 / 職業病 / 社会政策 / 寄生虫
Outline of Annual Research Achievements

2024年度は、2024年3月9日に開催された経営史学会西日本部会3月例会において、「戦前日本の土壌伝播蠕虫感染症対策 ―農村と炭鉱の比較を通じて―」というタイトルで、研究成果の一部を報告した。
これは、本研究課題のうち、2024年度中に資料収集およびデータベース化を完了した資料をもとに、分析し明らかにすることができた研究成果の一部となっている。報告の内容は、戦前日本の土壌伝播蠕虫感染症対策について、政府が農村に対して実施したものと、企業が労働者に実施したものとを比較検討し、対策の内容について共通点や相違点を明らかにするものである。本報告の成果は、研究計画書で提示した3つの研究課題のうち、「(1)1910年代~1930年代の石炭産業において問題となった傷病を、業務上の負傷・疾病と、業務外の負傷・疾病(私傷病)の2つ分類し、それぞれの対策内容を明らかにすること。」に該当するものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現時点では、本研究課題の進捗状況は、おおむね順調に進展していると評価できる。2024年度末までに、分析に必要な資料の大半は、データの入力作業を終えている。また、研究成果の一部は、学会等で報告をしており、当初の計画通りの進捗状況であると評価できる。

Strategy for Future Research Activity

残りの2年間についても、研究計画の大幅な変更はせず、当初の実施計画通りに行う予定である。計画の2年目となる2025年度については、2024年度の研究成果をブラッシュアップし、学術誌への投稿を予定している。また、新たに発掘した資料については、まだ、データ入力に着手できていないため、今年度中にデータベース化を完了させる予定である。さらに、研究成果の報告については、日本語だけでなく外国語で成果報告を行う機会を検討している。

Causes of Carryover

2024年度中にノートPCを購入予定だったが、申請者が年度内に異動となったため、2025年度に繰り延べて執行を予定している。また、2024年度中に大牟田市立図書館での調査を予定していたが、こちらについても、前述した理由と同様に予定を変更したため、次年度に繰り延べて執行を予定している。なお、申請者の所属先が2024年3月より九州大学(福岡市)に変更となったため、次年度以降の九州大学での調査については、旅費が不要となる。他方、これまで東京内で行っていた調査(三井文庫、国会図書館、東京大学など)については、申請者の前所属先が東京都内の大学であったため、調査にかかる旅費が不要となっていたが、2025年度以降は航空運賃ならびに宿泊費が発生する見込みである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 戦前日本の土壌伝播蠕虫感染症対策 ―農村と炭鉱の比較を通じて―2024

    • Author(s)
      菊池美幸
    • Organizer
      経営史学会西日本部会3月例会

URL: 

Published: 2025-12-26  

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