2017 Fiscal Year Annual Research Report
Border-crossing and Transfiguration: In Search of a New Paradigm of Slavic Eurasian Studies in the Age of Globalization
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25243002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
沼野 充義 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (40180690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三谷 惠子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10229726)
松里 公孝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (20240640)
柳原 孝敦 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20287840)
青島 陽子 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20451388)
小松 久男 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (30138622)
乗松 亨平 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (40588711)
楯岡 求美 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (60324894)
井上 まどか 清泉女子大学, 文学部, 准教授 (70468619)
亀田 真澄 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (70726679)
下斗米 伸夫 法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
坂庭 淳史 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80329044)
池田 嘉郎 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80449420)
湯浅 剛 広島市立大学, 付置研究所, 教授 (80758748)
阿部 賢一 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (90376814)
安達 祐子 上智大学, 外国語学部, 教授 (90449083)
加藤 有子 名古屋外国語大学, 外国語学部, 准教授 (90583170)
平野 恵美子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (30648655)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | スラヴ・ユーラシア研究 / ロシア研究 / 中東欧研究 / サハリン / ジョージア(グルジア) / 日露文化交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主要テーマを「スラヴ・ユーラシア研究の「超域性」―地域とディシプリンを超えて」と定め、この研究計画のキーワードであった超域性について、「地域を超える」という意味と、「ディシプリンを超える」という意味の両方の観点からの研究を遂行し、5年間にわたる研究の総まとめを行うだけでなく、将来のさらなる研究の発展につながる見通しが得られるよう努力した そのため本年度はこれまで研究が手薄であった境界領域の研究に力を入れ、サハリンおよびジョージア(グルジア)の研究者たちと共同で国際シンポジウムを開催した(「日本とジョージアの対話――学術文化交流の歴史と未来」於トビリシ国立大学、使用言語英語、および「チェーホフとサハリン島の文学」於東京大学、使用言語ロシア語)。これらの地域との本格的な共同学術シンポジウムは前例が殆どなく、ディシプリンの新たな可能性を切り開くものとなった。 それ以外にも代表者と17人にのぼる分担研究者はそれぞれが専門とする地域と分野における研究の深化に務めながら、個別地域をスラヴ・ユーラシア研究の広い文脈に置き見直す方向で研究を進めた。日露関係を政治・経済・文化交流など多角的な観点から分野横断的に検討してユーラシア世界の中に位置づけ、また文学や思想、映画・舞踊・演劇など様々なジャンルにおける日本とスラヴ・ユーラシア地域との有機的な関係について探る研究成果があった。 こういった成果を統合した形で世に問い、スラヴ・ユーラシア研究の最前線の状況を示し、啓蒙的な役割を果たすことも重要な課題であり、本研究グループは2015年の最大の行事であったICEEES幕張世界大会が成功裡に終了したことを踏まえ、その成果を発展させて多巻からなる論文集を刊行する計画を進めていたが、本年度はJCREES(日本ロシア東欧研究連絡会議)に協力して、その編集作業を具体的に開始することができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(84 results)