2015 Fiscal Year Annual Research Report
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25244005
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
室井 尚 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (50219953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 守弘 京都精華大学, デザイン学部, 教授 (10388176)
吉田 寛 立命館大学, その他の研究科, 教授 (40431879)
吉岡 洋 京都大学, 文学研究科, 教授 (70230688)
秋庭 史典 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (80252401)
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Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2016-03-31
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Keywords | 美学 / 芸術学 / 比較文化 / ポップカルチャー / 文化研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本基盤研究の最終年度において、実施計画に基づいて以下のような実績を達成することができた。横浜にて、7月に研究分担者・吉岡洋、研究協力者・丸山美佳による研究発表、9月に、分担者・佐藤守弘、協力者・島本浣、小松正史らによる5日間の連続講演「都市とポピュラー文化」を開催。2月には京都にて研究代表者・室井尚による3年間を総括した研究発表を行った。 大規模な研究集会として、現代社会で大きなムーブメントとなっているアイドル・カルチャーをテーマとして横浜国立大学にて「アイドルの美学」を開催し100名以上の参加者を集めた。分担者全員と数名の協力者の他、アイドル研究者の小林昌廣氏、秋田の地元アイドルpramoのプロデューサー・浅野克紀氏を招聘し、ポピュラーカルチャー美学の視点から現在のアイドル文化について議論を展開した。pramoによる特別ライブも同時開催し、秋田を始め各地から熱心なファン20数名も駆けつけ、通常のライブ同様の握手会や撮影会を観察し、アイドル文化を構成するファン・コミュニティの全体像を議論のテーマとした。研究集会の様子はUstreamで生中継し延べ1500人の視聴数を獲得した。 また前年度の研究集会「アニメの美学」報告書と、3年間の研究活動の全体を総括する成果報告書(論文集)を制作、公刊した。 3年間を通して、コスプレ、アニメ、アイドル、ゲームを中心としたポップカルチャー全体にアプローチする理論的な枠組として、従来の芸術文化とは一線を画している作者-作品-受容者の役割が切り離されることなく相互に連続している一種の作品の流通環境としての「ポップカルチャー・ワールド」という仮説を立てることにより、これまで言及されなかったマスメディアではなくインターネットカルチャー以降のポップカルチャーの新しい側面を解明することができるという確信に至り、今後の研究につなげていくことになった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)
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[Presentation] Game and Its Borders in Digital Media2016
Author(s)
YOSHIDA, Hiroshi
Organizer
Conferencia “Crossing Point: Japanese Media Art, Game and Popular Culture”
Place of Presentation
MediaLab-Prado, Madrid, Spain
Year and Date
2016-01-26 – 2016-01-26
Int'l Joint Research / Invited
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[Presentation] Aesthetics of Video Games2015
Author(s)
YOSHIDA, Hiroshi
Organizer
Sixth Form Japan Day: A Global Perspective, a Door to New Opportunities
Place of Presentation
School of Oriental and African Studies (SOAS), London, United Kingdom
Year and Date
2015-11-05 – 2015-11-05
Int'l Joint Research / Invited
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