2015 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア域内100年間の紛争・協調の軌跡を非文字史料から読み解く
Project/Area Number |
25244027
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (10259567)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 來幸 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (00227357)
石川 禎浩 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10222978)
武田 雅哉 北海道大学, 文学研究科, 教授 (40216908)
川島 真 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90301861)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 日中関係 / 日中戦争 / 冷戦 / 東アジア / メディア / 広報政策 / プロパガンダ / 情報戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.海外における研究成果の公表:a)台湾・国立政治大学伝播学院シンポ「終戦七十年週年:日本帝国及其殖民地的戦争動員與視聴伝播」学術研討會(2015年5月16日)、b)台湾・国立政治大学「亜太局勢変動下的台日関係:回顧與展望」学術論壇(6月5日)、c)イギリス・ブリストル大学“Global China: The China Postgraduate Network Annual Conference”(7月2日)、d)中国・ハルビン師範大学「東亜的歴史、現在與未来―文化交流と相互認識 東亜学術論壇2015-」(8月25日)、e)米国・ジョージタウン“Public Symposium: Media Cultures of Wartime and Postwar East Asia”(9月15日)、f)中国・北京大学「毛沢東早期形象研究」歴史系特別講座(10月28日)、g)中国・華中師範大学「“海外華商網与華商組織”国際学術研討会」(11月7日)など 2.研究成果の刊行:共著『対立与共存的歴史認識與日中関係150年』(社会科学文献出版社)、論集『増補改訂 戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版)、単著『近代中国の総商会制度』(京都大学学術出版会)、共著『東アジアの政治社会と国際関係』(放送大学教育振興会)など 3.海外所蔵資料の調査:a)米国・National Archivesにて琉球列島米国民政府(USCAR)の広報用写真・映像フィルム、b)米国・ジョージワシントン大学図書館にて沖縄関係資料、c)カナダ・トロント大学図書館にて香港系移民のミニコミ・新聞など 4.データベースの連携:a)『亜東印画輯』データ・データベースへの横断検索システムの適用(東洋文庫と連携、http://int.nihu.jp/)、b)米国・ラファイエット大学と絵葉書データベースの国際連携計画に着手
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
これまでの研究連携をふまえて、平成28年度には米国のハーバード大学、ドイツのボン大学、中国の浙江越秀外国語学院、香港の浸会大学から、さらに研究終了年度の翌年にあたる平成29年にはイギリスのオックスフォード大学から、それぞれ研究成果報告を公表する場を提供する旨の依頼がきていることから明らかなように、共同研究の国際的発信力が強化されたとことが確認できたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
1.海外における研究成果の発表:以下の諸機関で国際シンポジウム、ワークショップ、講演会を開催することが決定済み(その他の企画は現在交渉中)。a) 2016年5月米国のラファイエット大学およびハーバード大学、b) 同年9月中国の浙江越秀外国語学院、c) 同年10月ドイツのボン大学、d) 2017年3月香港の浸会大学 2.出版物の刊行:これまでも共同研究成果に関する書籍を刊行しているが、加えて4年めの研究成果としては下記の2点の刊行を予定している。a) 国書刊行会から華北交通写真に関する論文集を出版(2016年10月刊行予定)、b) 不二出版からUSCAR広報映像資料を刊行(2017年3月刊行予定) 3.データベースの国内外の連携:a) 公益財団法人東洋文庫と連携して構築してきた写真データベースの横断検索システム、マッピングシステムの開発および応用、b) ラファイエット大学との共同開発による国際的な絵葉書データベースシステムの構築 4.研究成果の社会還元の促進:a) 日本カメラ博物館にて華北交通写真特別展の企画(開催時期:2016年12月から1ヶ月間)、b)かもがわ出版から図書館用書籍『中国大陸がわかる本』シリーズの刊行(2016年12月刊行予定) 5.非文字資料の収集:継続して米国、ドイツ、イギリス、中国(香港)、台湾などで、図画像資料、映像資料などを収集し、一部デジタル化して資料の共有化をはかる
|
Remarks |
東アジアの非文字資料に関する情報交換、資料提供の場として利用している。
|
Research Products
(41 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 毛沢東早期形象研究2015
Author(s)
石川禎浩
Organizer
北京大学歴史系特別講座
Place of Presentation
中国北京市・北京大学歴史系
Year and Date
2015-10-28
Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-