2017 Fiscal Year Annual Research Report
Functional Differentiation of Tertiary Education and Framework for Quality through Career and Vocational Education
Project/Area Number |
25245077
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉本 圭一 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (30249924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀野 淳 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (50333646)
稲永 由紀 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 講師 (80315027)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 職業教育 / 学位・資格枠組み / 学修成果 / 質保証 / 第三段階教育 / 浸透性(permeability) / コンピテンシー / IR |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、第三段階教育(ISCED5および6)システムを対象として、非大学型・大学型のセクター間での、またセクター内での機能的分化を探究した。特に(1)学位プログラムにおける職業統合的学習などキャリア・職業教育の位置づけ、(2)卒業生調査による教育評価とキャリア把握、(3)教職員のコンピテンシーと教育組織、(4)産業・職能団体等の外部ステークホルダーの関与という4次元での実証研究を行い、それらを総合し、(5)諸外国の第三段階教育との比較考察を行った。 平成29年度は、[G1:卒業生調査班]では、大学協働IRの成果をとりまとめるとともに、研究代表者らが開発してきた大学卒業生調査システムを改変し、専門学校版標準的システムを開発した。[G2:カリキュラム班]では、介護、保育、食・調理、IT、デザイン、ビジネス、観光の7分野(11細分野)について、分野固有かつ横断可能性を持つ学修成果と職業のコンピテンシーとの対応マトリックスを完成させた。また、学修成果に応じた学修方法としての職業統合的学習(WIL)の位置づけに焦点をあててカリキュラムマップ・ツリー等の検討を行った。[G3:教職員班]では、研究分担者稲永由紀氏の科研(16K04599)と共同で「職業・キャリア教育」と「大学の地域的機能」にかかる、大学等の機能的分化に応じる大学版web教員調査システムを開発した。また、短大・専門学校調査について、教員のアイデンティティ等に注目して、これまでの調査結果をとりまとめ、成果を公表した。[G4:学外ステークホルダー班]では、[G2]のIT分野タクスフォースと連携して、企業および経済団体等のインタビュー調査を行った。[G5:制度・政策班]では、欧州およびアジア・太平洋地域のNQF開発にかかる、ASEM事業やUNEVOC事業等と連携して、日本のNQF開発の現状を報告し、国際共同研究開発を進めた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(52 results)