2015 Fiscal Year Annual Research Report
コンテンツベース・スマートコミュニティインフラの構築と展開
Project/Area Number |
25280033
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
西 宏章 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00365470)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | スマートコミュニティ / コンテンツベース情報システム / スマートグリッド / エッジコンピューティング |
Outline of Annual Research Achievements |
マートグリッド等、各種情報化したインフラを統合し、地域性を考慮した生活基盤の新しい形であるスマートコミュニティを実現する研究が、世界で始まりつつある。本研究はそれに先立ち、スマートコミュニティにおける情報の流れと、処理における要求を柔軟に満たすことができる新しいインフラ構造・コンテンツベース情報システムを提案・実装・評価した。長崎県や宮城県栗原市などの協力地方自治体に構築済みで実験利用許可を得ているクラスターエネルギーマネジメントシステムなどの実験エリアを利用した実証実験を行った。 特に、スマートコミュニティにおける情報の流れを制御し、情報処理要求を柔軟に満たす新しいインフラ構造と、その根幹をなすコンテンツベース情報システムを提案・実装することで、系統制御やITS連携、災害対応といった上位サービスを構築した。また、協力地方自治体と連携した実験地区に適用するなど、シミュレーションやシステム設計に留まらない、総合的かつ実践的な評価を行うことができた。 本研究では、基礎技術の確立と要求仕様の達成を確認するインフラ構築軸と、CEMSを管理するソフトウェアでエミュレーション機器を設置した実証実験軸で研究を進めた。インフラ構築軸では、EPONに注目し、その中継ノードにおいて各種情報処理と折り返し通信を実現するマルチコンテキスト文字列検索ハードウエアを用いた基本的なREGEX解析と情報外部伝達制限や匿名化処理を実現するハードウエアを構築した。また、予定以上の、およそ20Gのネットワークに対応可能な処理スループットを達成した。実証実験軸では、独自APIを活用したインフラシステムの根幹を構築し、基幹ネットワークに提案システムを導入た。高い信頼性とリアルタイム性が要求されるアプリケーションに対して、パケット解析、抽出、ルーティングに加え、例えば事故点評定といった高度な処理を5ms未満で達成した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)