2016 Fiscal Year Annual Research Report
Integrated understanding of phosphate-sensing mechanism and its application for lifestyle disease prevention
Project/Area Number |
25282022
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Research Institution | Jin-ai University |
Principal Investigator |
山本 浩範 仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (60314861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩野 正之 福井大学, 医学部, 教授 (20275324)
竹谷 豊 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30263825)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | リン / 発達段階 / 遺伝子発現 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、生体リンセンシングの分子基盤の解明と生活習慣病予防・治療法の開発を目的として、生体リン感受性代謝産物の日内リズムの解析、発達段階でのリンセンシング機構の解析およびリンの腎・骨・血管・心疾患発症への関与を解明し、発達段階、日内リズム、標的臓器を統合した生体リン栄養シグナルのデータベースの構築をめざした。本年度は、発達段階におけるリンセンシング機構の解析としてC57マウスを用いて、短期間と長期間における2つの食餌性高リン負荷試験を行った。短期試験では、成長期(3週齢)と成熟期(7週齢)をそれぞれ7つのグループに分け、リン濃度の異なるリン含有食をそれぞれ7日間与えた。また長期試験では、成長期のマウスを2つのグループに分け、リン濃度0.6%または1.8%の異なるリン含有食をそれぞれ21日間与え、経時的に観察した。その結果、短期試験では、成長期に高リン食を与えられたマウスにおいて、血中リン濃度やFGF23濃度の上昇、腎klotho発現の低下、明らかな腎石灰化が確認された。しかしながら、成熟期においては、リン濃度1.8%の高リン食を与えられたマウスでさえ腎石灰化は確認されなかった。さらに、成長期における高リン食の長期投与は、腎klotho発現の低下を引き起こし、FGF23/klothoシグナルを抑制した。以上のことから、マウスにおいて成長期における高リン食摂取は、成熟期と比較して、腎klotho発現や腎石灰化の発症に、より大きな悪影響を及ぼすことが示された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Effects of dietary phosphate on glucose and lipid metabolism.2016
Author(s)
Abuduli M, Ohminami H, Otani T, Kubo H, Ueda H, Kawai Y, Masuda M, Yamanaka-Okumura H, Sakaue H, Yamamoto H, Takeda E, Taketani Y.
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Journal Title
Am J Physiol Endocrinol Metab.
Volume: 310
Pages: 526-538
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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