2016 Fiscal Year Annual Research Report
A study for women's choices on pregnancy and prenatal testing
Project/Area Number |
25283017
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅野 摂子 電気通信大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60647254)
田中 慶子 公益財団法人家計経済研究所, その他部局等, 研究員 (50470109)
白井 千晶 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (50339652)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 出生前検査 / ジェンダー / 意思決定 / 生命倫理 / 医療技術 / 質問紙調査 / インターネット調査 / インタビュー調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
『「妊娠と出生前検査の経験に関するインターネット調査2015」集計結果報告』を公表した。有効回答数は2357、回収率27.1%だった。平均年齢35.5 歳、直近の妊娠の平均年齢は30.9 歳だった。出生前検査について受検経験などを尋ねた。超音波検査:検査を希望した人が4 割、「医療者が検査をすると決めた」と答えた人が4 割いた。「受けた」は9割を超えた。母体血清マーカー検査:約半数は「そういう検査があることを知らなかった」、3 割は希望しなかった(断った)とした。「受けた」は7.3%で、他の研究の推計値よりもやや高い。羊水検査:「自分で検査を受けることを希望しなかった(断った)」83.7%、「受けた」3.7%だった。NIPT:「そういう検査があることを知らなかった」が約半数、「自分で検査を受けることを希望しなかった(断った)」39.4%だった。「受けた」1.7%だった。NT 検査:「そういう検査があることを知らかった」61.6%、「自分で検査を受けることを希望しなかった(断った)」26.4%だった。「受けた」6.7%だった。妊婦健診中に偶然NTの厚みを指摘された人も「受けた」と回答したと推測される。着床前診断:「そういう検査があることを知らかった」が約半数、「自分で検査を受けることを希望しなかった(断った)」41.0%、「受けた」1.2%だった。別の検査と誤解した回答が含まれると思われる。 インタビュー調査では、医師8名(出生前検査を実施する産婦人科医、遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医)、遺伝カウンセラー・助産師等(6名)と、出生前検査を受診した・検討している人(女性・夫婦)10名と1組へのインタビューを行った。その結果、医師・遺伝カウンセラー等のあいだでの出生前診検査への姿勢や考えの違い、提供される情報の量と質、検査にいたる経験、医療観の差などが明らかになった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(32 results)
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[Book] 医学書院2016
Author(s)
白井千晶
Total Pages
309
Publisher
産み育てと助産の歴史-近代化の200年をふり返る
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