2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25285066
|
Research Institution | Matsuyama University |
Principal Investigator |
松井 名津 松山大学, 経済学部, 教授 (10320110)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 弘毅 福井県立大学, 経済学部, 准教授 (20286157)
久保 真 関西学院大学, 経済学部, 教授 (30276399)
原谷 直樹 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (30707138)
中澤 信彦 関西大学, 経済学部, 教授 (40309208)
佐々木 憲介 北海道大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (50178646)
只腰 親和 中央大学, 経済学部, 教授 (60179710)
江頭 進 小樽商科大学, 商学部, 教授 (80292077)
上宮 智之 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (80580828)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 経済学 / 方法論 / 多元性 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初計画において、最終年度経済学史学会における共通フォーラムとしての発表を行う予定であった。が、本研究の特徴である経済学方法論を4次元枠で捉えるという仮説における次元設定が、その次元が内包・外延する範囲が時代とともに変遷し、相互に侵入し合い、交雑していくことが明瞭となったからである。4次元から3次元への組替え、並びにそれぞれの次元に配置される研究対象と、及び分析的視野の明晰化という3つの課題を1つのフォーラムとして発表し、かつその事例として各研究対象を位置付けることは、時間の制約があるう学会フォーラムでは非常に困難だとの結論に達した。最終的に研究グループとして発表予定である書籍においては、4次元を新たに3次元として組み直して、方法論を整理している。 次元設定が3次元へと組み変わったのは1)J.S.ミルの経験論的人間観が、ハーシェルの影響を強く受けるとともに、現代でも脳科学の先駆者として業績が認められているガルの骨相学との対決上で形成された側面があり自然科学的次元として扱うのが適当であること。2)当初実践的政策論の観点からケインズにおけるバークを取り扱っていたが、ケインズがバークの影響を吸収するにあたっては、ムーアの影響下にあったという要素が大きく「哲学的次元」として取り扱うのが適切であること。3)経済学方法論の多面性という全体的テーマに鑑みて、マンデヴィルよりもウェイトリを取り上げるの適切であり、その場合「哲学的次元」になること。この三要因とともに、経済学における規範性とは何か、それは経済学のディシプリンとしての規範性(経済学とは何か)なのか、経済学の社会的役割(いわゆる規範的経済学)なのかを問う必要性が生まれてきた。この点に関してはJ.S.ミルを参照基準点とした、新たな共同研究を開始している。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(16 results)