2015 Fiscal Year Annual Research Report
社会規範・政策選好・世論の形成メカニズムに関するパネル調査
Project/Area Number |
25285093
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
畑農 鋭矢 明治大学, 商学部, 教授 (00303040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 誠 明治大学, 商学部, 教授 (10361304)
田村 哲樹 名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (30313985)
水落 正明 南山大学, 総合政策学部, 准教授 (50432034)
堀江 孝司 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (70347392)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | パネル調査 / 世論調査 / 経済政策 / イデオロギー / 投票行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の骨格として経済政策に関するアンケート調査(ネット調査)を企画した。調査票のテストを主眼においたプレ調査は2014年3月14日から19日にかけて実施され,日本全国の20~69歳男女を対象として2747の回答を得た。調査票の確定後,5回にわたるパネル調査が企図された。第1回は2014年12月9日から12月12日にかけて実施され,5992の回答を得た。第2回は2015年3月6日から3月13日にかけて実施され,3427の回答を得た。第3回は2015年7月31日から8月7日にかけて実施され,2622の回答を得た。第4回は2015年11月5日から11月13日にかけて実施され,2159の回答を得た。第5回は2016年2月16日から2月22日にかけて実施され,1888の回答を得た。 蓄積されたパネルデータは各研究分担者の専門の観点から実証分析の対象となり,いくつかの重要な発見がなされ,多様な学会において報告された。消費税に関わる実証分析結果は日本財政学会において,イデオロギーに関する実証分析結果は日本マーケティング・サイエンス学会において,個人の意見の変容については日本家族社会学会において報告を行った。 これら多岐にわたる研究成果のうち,とりわけ幸福度に関する知見が注目される。すなわち,経済学の世界でも幸福度の計測が注目され,さまざまな研究が進められているが,本調査の結果によると消費行動パターンによって幸福度が異なるらしいのである。より具体的には,幸福な人ほど消費税増税に無頓着で消費行動を変えず,幸福でない人ほど消費税増税にネガティブに反応する。つまり,消費税の影響も心の状態次第ということになる。残念ながら,消費行動パターンと幸福度の関係に関する定量的分析はまだ十分に進んでおらず,詳細な要因分析や因果関係の検証は今後の課題として残されている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)