2016 Fiscal Year Annual Research Report
Magnetic hyperthermia system and preparation of superparamagnetic nanoparticles following Neel relazation
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25286041
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
一柳 優子 横浜国立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90240762)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ナノ医療 / 磁性 / ナノ材料 / 微粒子 / ハイパーサーミア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、金属塩化物とメタ珪酸ナトリウムの水溶液を湿式混合する独自の製法で磁気ナノ微粒子を生成し、磁気的性質を明らかにするとともに、官能基や葉酸を修飾し、がん細胞選択性を持たせた上で、磁気微粒子を用いたハイパーサーミア(温熱療法)を実現することを目的とした。交流磁化率の測定から磁気緩和に関するパラメータを解析し、ネール緩和やブラウン緩和などの発熱機構を解明することで試料の最適化を行った。さらに、交流磁場を印加することにより、がん細胞のアポトーシスを導く温度上昇を実現し医療技術に貢献することを目的とした。 今年度は特にマンガンフェライト(Mn-ferrite)に亜鉛(Zn)とコバルト(Co)をドープした系に注目し、コバルトドープ量や粒径サイズを変化させ、それらの磁気特性をまず分析した。交流磁化率の測定結果と、外部磁場中における試料の温度上昇の関係を明らかにした。この試料を用いて、乳がん細胞におけるin vitro実験を行い、本微粒子のハイパーサーミア効果を確認した。 さらに、本研究の発展を見据えて、同じ微粒子によるMRI造影剤としての効果や、CTの造影剤としての機能の可能性を追求した。将来は診断と治療を同時に行うセラノスティクスへの発展を示唆することができた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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