2015 Fiscal Year Annual Research Report
ゲーミフィケーションの学習理論を応用した食育・薬育リテラシー教材の開発
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25293119
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50293238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 美央 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00405052)
岡崎 章 拓殖大学, 工学部, 教授 (40244975)
菊池 司 東京工科大学, メディア学部, 准教授 (60327997)
坂本 信 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 教材開発 / メディアリテラシー / 小児看護学 / 食支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は就学前の幼児とその保護者が、興味と関心を深める食育と薬育に関する教育を兼ね備えた情報リテラシー教材を開発することである.本年度は以下のことを検討した. 1.食育・薬育に関するより具体的な教材要素の抽出:平成27年度は、小児病棟看護師4名ならびに、病院栄養管理部の管理栄養士4名にインタビュー調査を行った.その結果、小児看護師は『食べやすい食品の提案』、『十分な食支援が出来ないことへのジレンマ』、『時期がくれば食べられるという見通し』があり、摂食の促しよりも時間と時期を待つ姿勢が明らかとなった.一方、栄養管理部栄養士らは『食育の媒体としての入院食の使用』、『栄養価が高い食べ物の提供』、『嘔気・嘔吐時に食べやすい食べ物の提供』『食の変化のための味のメリハリ』の工夫をしており、より具体的で実際的な提案をしていることが明らかとなった. 2.食育・薬育に関する教育内容のコンテンツ絞り込み:小児救急看護認定看護師、新生児集中ケア認定看護師、ホスピタルプレイスペシャリスト等、小児看護の経験と知識が豊富な看護師らとブレインストーミング法による絞り込みを行った.コンテンツには「進化するキャラクター」「朝食の大切さ」などの食育のエッセンス、「食欲を取り戻す工夫」「作話できる工夫」「嫌いなものを食べてくれる身代わり」「リアルさ」「複数人でも遊べる」「クイズ形式」「適度な時間で遊べる」などが挙げられた.患児自身がお話を作って遊ぶことで、無限の遊びが可能、食育の要素を取り入れた要素を含める、「自分で食べる」より「何かに食べさせる」方を喜ぶことから、自己を投影するモデルより、架空のキャラクターの必要性を検討した. 2. プロトタイプの開発:情報リテラシー教材として、食育要素を搭載した電子媒体と、アナログタイプの2種類のツールのプロトタイプについて検討し、次年度には対象を幼児の保護者として評価を得る.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、視線解析が行える対象が、平面図(2D)のみとなっている。また静止画解析となっていることから、動きがある教材に対する評価、解析方法についてさらに検討が必要となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、食育・薬育に関する、具体的な教材要素の抽出を目指して小児看護師、病院栄養管理部の管理栄養士から聞き取り調査を行った。そこで、具体的な食材抽出や、味つけの視覚化、題材としての入院食などの要素が抽出された。これらを踏まえ、平成28年度は以下を実施する。
(1)クローズ型情報提示法を搭載したリテラシー教材のプロトタイプを作成する。それらを健康な親子でそれぞれ客観的評価、主観的評価を行い、効果を検証する。 (2)最終年度であることから、論文執筆、投稿の準備を進め総括に入る。
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Causes of Carryover |
研究分担者の1名が、9月から緊急入院するなど不測の事態により、予定していた学会参加および情報収集が出来なかったことによる旅費の未使用、インタビュー対象者数が予定よりも少なく、謝金の支出が計画より減じたことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
インタビューによる調査は終了したため、プロトタイプの作成と、評価の調査費用を計画する。プロトタイプには、写真加工等のソフトウェアやインターネットを経由する場合のウイルス対策のための費用とする。評価として、親子20組に対する謝礼や、データベース作成の研究補助者雇用費用とする。
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Research Products
(9 results)