2016 Fiscal Year Annual Research Report
Proteomics analysis of frozen shoulder and development of novel therapy and diagnosis
Project/Area Number |
25293315
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
萩原 嘉廣 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90436139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西條 芳文 東北大学, その他の研究科, 教授 (00292277)
森 大 慶應義塾大学, その他の研究科, 助教 (00588981)
土谷 昌広 東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (60372322)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 凍結肩 / タンパク解析 / 腱板断裂 / 質量分析装置 / 光音響 |
Outline of Annual Research Achievements |
鏡視下手術を要した五十肩群(凍結肩、12例)とコントロール群(関節可動域制限のない腱板断裂、7例)の関節包(腱板疎部(RI)、中・下上腕関節靭帯(MGHL, IGHL)を採取し、網羅的な発現タンパク解析を行った。十分なタンパクを得るために抽出方法を工夫した。具体的には、プロテアーゼインヒビターを添加した分画バッファー内でホモジナイズした後、遠心して上清の細胞可溶性画分を回収した。Bradford法でタンパク定量をしてから、1 nmol(分子量5万で換算)ずつ分注して減圧乾燥した後、50mM重炭酸アンモニウム水溶液に再溶解してトリプシン消化した。反応液を再び減圧乾燥した後に1%ギ酸水溶液に再溶解したものをnanoLC/ESI-MS/MSによるショットガンプロテオーム解析を行った。 1846個のタンパクが検出できた。コントロールと比較して凍結肩でRI, MGHL, IGHLでそれぞれ135, 106, 19個の発現が増加していた。反対に, コントロールと比較して非糖尿病性凍結肩でRI, MGHL, IGHLでそれぞれ49, 79, 166個の発現が増加していた。増加タンパクはRIとMGHLで、減少タンパクはMGHLとIGHLで類似傾向があった。 Gene ontology解析では, 炎症, 線維化以外に, 癒着、血液凝固系および細胞骨格系が増加していた。光音響顕微鏡装置での評価については、時間的な都合もあり、十分な評価が行えなかった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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