2015 Fiscal Year Annual Research Report
細菌感染によるAtg5依存・非依存オートファジーの分解と炎症誘導メカニズムの解析
Project/Area Number |
25293370
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中川 一路 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70294113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 史人 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30423122)
野澤 孝志 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10598858)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | A群レンサ球菌 / オートファジー / Rab30 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では, A群レンサ球菌の細胞内侵入に伴って惹起される感染特異的なオートファジーによる炎症惹起メカニズムと細胞内小胞輸送に必須であるRabタンパク質についての解析を行った.前年度では,感染特異的なオートファジーに必須なRabタンパク質としてRab9A, Rab23以外にRab17も重要な役割を果たしていることを示したが,本年度ではさらにRab30が重要な役割を果たしていることを明らかとした.Rab30は,通常の細胞ではゴルジ体の形態形成に重要な役割を果たしているが,Rab30のノックダウン細胞では,A群レンサ球菌を包み込むオートファゴソームの形成が抑制され,また細胞質内の菌の分解も抑制されていた.Rab30は飢餓誘導で誘導されるオートファゴソームにも局在は認められたものの,飢餓誘導でのオートファゴソーム形成そのものには関与していなかった.これらの結果からRab30は,A群レンサ球菌によるオートファゴソーム形成とゴルジ体の形態保持という2つの異なった機能を示すことが明らかとなった.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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