2015 Fiscal Year Annual Research Report
研究ー臨床連携システムによるがん患者の在宅移行エンパワーメント看護介入の評価研究
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25293445
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
藤田 佐和 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80199322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 光徳 高知県立大学, 看護学部, 教授 (70212785)
川上 理子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (60305810)
小原 弘子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (20584337)
青木 美和 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00737629)
庄司 麻美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00737637)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | がん患者 / 在宅移行 / エンパワーメント / 看護介入評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究-臨床の連携による[在宅移行する終末期がん患者のエンパワーメントを支える看護ケア指針]を適用した介入の評価研究を行い、研究成果を臨床に根付かせるための研究と臨床の連携システムを構築することを目的とする。そのために、①研究者らが開発した[看護ケア指針]をさらに在宅移行で予測される問題状況別にがん看護CNSと具体化し、②がん看護CNSがファシリテータとして開発した指針を臨床の場に導入し、終末期がん患者と家族に対して介入を行い、効果(評価指標を用いて)の検証する、③研究機関と医療機関、研究者とCNSの研究-臨床連携システムの構築を行なう。 平成27年度は、平成26年度の継続で終末期がん患者の在宅移行支援に関心のある臨床経験5年以上のエキスパートナースに対して、研究の目的・主旨、看護ケア指針の概要、適用方法、評価方法について学習会を開催し、臨床の中で看護ケア指針が具体的に活用できるよう教育を行なった後、介入を行なっている。 研究者とがん看護CNSが連携し、CNSがファシリテータとして看護ケア指針を臨床に導入して活用した例をあげる。がん看護CNSへのコンサルテーションのあった終末期がん患者のケースに対して、緩和ケア外来での対応→入院しての化学療法→自宅への退院→再び緩和ケア外来通院の経過においてケア指針を活用した。評価指標を用いて介入後の評価を行い、ケースのエンパワメントおよび、活用した緩和ケアチーム看護師の視点の広がり、病棟ナース、在宅訪問ナースの教育効果が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度に、研究協力施設へのアクセス、倫理審査委員会の受審、研究機関と臨床とのIT連携システムの構築において、協力施設の臨床側の状況が異なり、予定より時間を要したため、計画が申請時より全体的に遅れ、期間延長となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究者であるがん看護専門看護師と会議回数を増やして対応するとともに、新たに四国がんセンター、横浜市南部病院のがん看護専門看護師の協力を得る。
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Causes of Carryover |
研究協力施設を2箇所追加することになったため、その施設と研究-臨床のIT連携システムを構築するための予算他を平成28年度に使用することになった。また、国際的、学際的見地での看護ケア指針の評価を得るために海外での活動が必要になった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度、新たな研究協力施設の研究倫理審査委員会での承認が得られ次第、研究-臨床のIT連携システムの構築を行い、介入を始める。また国際学会での情報収集を行い、看護ケア指針の洗練化をはかる。
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