2016 Fiscal Year Annual Research Report
保健師の専門能力と育成方策：産業分野の知見統合による学術・実践・教育基盤の再構築
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25293474
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| Research Institution | Tokai University |
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Principal Investigator |
錦戸 典子 東海大学, 健康科学部, 教授 (10172644)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三橋 祐子 東海大学, 健康科学部, 講師 (10580813)
島本 さと子 東海大学, 健康科学部, 助教 (10759179)
掛本 知里 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (60254562)
白石 知子 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (60275154)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 産業保健師 / コンピテンシー / 専門能力 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、これまで不足していた産業保健分野で働く保健師のコンピテンシーに関するエビデンスを構築し、行政保健師のコンピテンシーに関する知見との比較・統合を行って保健師のコンピテンシーに関する知見を体系化・構造化するとともに、保健師の育成方策への示唆を導くことを目的としている。平成28年度は、次の研究活動を行った。
1．産業保健師の保健事業展開に関するコンピテンシーに関する質問紙調査結果をもとに、キャリア段階ごとのコンピテンシー獲得状況の分析、ならびに行政保健師に関する先行研究結果と比較するなどの作業を深め、学会発表の演題登録を行うとともに論文作成の準備を進めた。
２．１に記載した質問紙調査より、最も活動が低調であることが判明した評価活動に関する産業保健師のコンピテンシーに関する詳細なインタビュー調査および分析を行い。学会発表ならびに論文化の準備を進めた。
３．本研究で得られたこれまでの研究成果を統合し、産業保健師のコンピテンシーに関する全体像と詳細項目を結び付けたモデルを作成した。産業保健師経験のある大学教員を対象に、産業保健師のコンピテンシーモデルの妥当性の検討を目的としたフォーカスグループインタビュー（ＦＧＩ）を実施した。さらに、産業分野と行政保健師のコンピテンシーに関する最終的な比較・統合に向けて、行政分野ならびに産業分野の保健師のコンピテンシーに関する最新の研究成果を含めて収集・統合する作業を進めた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
産業保健師のコンピテンシーに関する全国規模の質問紙調査の結果、最も活動が低調であった評価活動に関するインタビュー調査ならびにＦＧＩ調査・分析を加えたこと等により、最終的な研究結果の統合結果に関する妥当性検討のためのＦＧＩ調査が年度末となった。そのため、研究全体の成果の取りまとめと発表についても、当初計画より時間を要している。また、研究分担者を中心に進めているレビュー論文ならびに質的研究の成果を取りまとめた英論文についても2016年度内の公表（雑誌掲載）を目指していたが、諸事情により進捗が遅れている状況である。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究成果の統合・精緻化と成果発表のため、平成29年度まで本研究を延長する。これまでの研究成果発表を効率的に行えるよう、研究分担者・協力者の役割の明確化ならびに論文化スケジュール管理の強化に留意する。
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| Causes of Carryover |
研究の進行途中で、新たな調査（保健事業の評価に関する産業保健師のコンピテンシー研究）を追加実施することが適切と判断され、そのデータ収集・分析に1年近くを要した。そのため、本研究全体の最終的な研究成果の統合ならびに成果として作成したフォーカスグループインタビュー（ＦＧＩ）調査が2017年3月末にずれ込んだ。また、成果発表のための論文投稿、学会発表の多くを2017年度に予定することとなったため、そのための経費を残した。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
2017年3月末に実施した、本研究全体の統合的成果としての産業保健師のコンピテンシーモデルの妥当性検証のためのＦＧＩ調査に参加いただいた方々への謝金・交通費の支払い、および、その分析とモデルの修正作業・および資料整理等に係る研究協力者への謝金・人件費として使用する。また、これまでの研究成果に関して、研究代表者および研究分担者らによる学会発表ならびに論文発表を2017年度に予定しているため、演題登録費・学会参加費・交通費、ならびに論文投稿費・英文校閲費・別刷り代等として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)
