2014 Fiscal Year Annual Research Report
小口健康保険制度の導入と社会的ジレンマに関する研究―フィールド実験の手法を用いて
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25301025
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福井 清一 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (90134197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 加奈 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (00552001)
加賀爪 優 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20101248)
矢倉 研二郎 阪南大学, 経済学部, 准教授 (20454647)
山崎 幸治 神戸大学, その他の研究科, 教授 (30319818)
三重野 文晴 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (40272786)
MAHARJAN K.・L. 広島大学, その他の研究科, 教授 (60229599)
高篠 仁奈 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (80507145)
駿河 輝和 神戸大学, その他の研究科, 教授 (90112002)
中澤 港 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (40251227)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | マイクロインシュランス / 押しのけ効果 / インフォーマル保険 / フィールド実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、インドにおいて標記の課題につき、調査研究を実施した。 平成26年3月、6月に、インド、西ベンガル州、ナディア郡、17ヵ村、約700世帯について、村特性、家計特性(家計員数、労働力、年齢、就業構造、土地保有、資産、負債、健康状態等)に関する聞き取り調査、および、被験者のリスク選好、時間選好の程度を数量的に把握するための実験ゲームを実施した。 また、マイクロ・インシュランス導入が各家計間の協同行動におよぼす影響を検証するため、平成26年10月~11月に、先に家計調査を実施した家計を対象に、各家計からひとりずつ参加してもらい、補足調査とマイクロ・インシュランス・ゲームを実施した。 これらの実験・調査によって得られた資料は、学生を雇用しコンピュータに入力され、現在、分析のために必要な変数のみで構成される二次データ・ファイルの作成を終了したところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
過去2年間で、カンボジア、インドにおいて、研究課題に関する主要なフィールド調査を終え、カンボジアについては、すでに、分析結果を学会等で報告し、一部は学術雑誌にも掲載が決まっている。インドについても、残りの1年間で、分析、結果報告、学術誌投稿が十分可能であると考えられるため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、インドの調査によって収集した資料の分析、結果の学会報告、学術雑誌への投稿を、順次行い、秋には、マイクロ・インスランスに関する国際ワークショップを開催し、研究成果を世界に発信する予定である。
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Causes of Carryover |
当初、分析用2次資料の作成も、学生を雇用して行う予定であったが、学生の都合で実施できず、研究者自らが行ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度の、カンボジア、インドにおける補足調査に使用する予定である。
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Research Products
(5 results)