2014 Fiscal Year Research-status Report
園・家庭・地域を結ぶ包括的幼児食育プログラムの開発・評価・普及
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25350160
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Research Institution | Koshien University |
Principal Investigator |
金田 直子 甲子園大学, 栄養学部, 講師 (70598961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春木 敏 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (80208694)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 幼児食育担当者 / 幼児食育支援キット |
Outline of Annual Research Achievements |
幼児食育担当者に向けた“幼児食育支援キット”の制作 幼児への食育担当者となる幼稚園教諭に向け,食育プログラム,食育教材,食育プログラム解説等を揃えた“幼児食育支援キット”を目下,制作しているところである。これまでの研究において,若い世代の幼稚園教諭は経験を重ねた幼稚園教諭に比べ,食育の実施率が低く,有している食育に必要な知識やスキルが少ないことを確認したことより,食育プログラムの解説,教材をよりわかりやすく,使いやすい内容とすべく改良をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成26年度における研究課題を「幼児食育担当者に向けた“幼児支援食育キット”の制作」とした。 投稿中である「幼稚園教諭の食生活実態と食育実施との関連」,「幼稚園と家庭を結ぶ食育プログラムの評価」の2論文をまとめるなかで,幼児食育を推進するにあたっての課題を再度整理し,それらを踏まえ,現在,“幼児食育支援キット”の制作にあたっている。食育教材の一つとする“米”をテーマとした紙芝居については,幼児にとって親しみやすい教材とするために手作りするなどし,幼児食育担当者が食育を進めやすいよう教材内容を工夫するなどの改良を重ねているところである。研究の進捗はやや遅れているが,幼児食育担当者にとって有用な食育ツールを提供するにあたり必要な時間であると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究を踏まえ,研究分担者,研究協力者とともに,次の点について研究を推進する。 1.“幼児食育支援キット”の制作を急ぎ,普及活動を進め,利用者の声をもとに再検討し,改良する。 2.幼稚園教諭を対象とする幼児食育研修を計画,実施する。
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Causes of Carryover |
平成26年度に計画していた“幼児食育支援キット”の制作は現在進行中であり,制作費の支出が少なかったことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度の前半に,食育プログラム,食育教材,食育プログラム解説等を揃えた“幼児食育支援キット”を完成し,幼児食育担当者に向けた研修会を開催し,大阪市内の幼稚園・保育所に配布する計画をしており,その制作に伴う諸経費として使用する予定である。
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