2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25350232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 佐代子 筑波大学, 芸術系, 准教授 (10326415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 麻己人 筑波大学, 医学医療系, 講師 (50254941)
三輪 佳宏 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70263845)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | サイエンスビジュアリゼーション / ビジュアルデザイン / サイエンスイラストレーション / 情報デザイン / サイエンスコミュニケーション / 科学教育 |
Research Abstract |
■研究目的 「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」(前年度、研究代表者らが作成)を配布した研究者を対象にアンケート調査を行い、その有用性と問題点に関する学術的に検証した。 ■研究実施内容 ①アンケート調査用紙を作成した(2013年4~6月)。設問項目は「まずは自己分析」「パワポで描く」「グラフ・表・チャート」「効果的な配色」「フォントと文字組」「画面の構成方法」といった、ハンドブック各章の各項目についてと、ハンドブックが「全体として役だったか」である。またこのハンドブックによって「『わかりやすい』または『センスのよい』ビジュアルデザインが実践可能か」について、「より詳しく知りたい内容」について、「追加を希望する内容」ついて等についても設問項目に加えた。 ②アンケート調査を実施した(2013年6~7月)。アンケート調査依頼文とアンケート調査用紙を626件分送付し、364件分の有効な回答を得た(回収率58%)。 ③アンケートの回収結果を集計し分析した(2013年8~9月)。 ④分析結果を論文「『科学者のためのビジュアルデザインハンドブック』の有用性と問題点」としてまとめ、「筑波大学芸術研究報」に投稿した(2013年9月)。 ⑤ ④の論文が採択され刊行された(2014年3月)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」に関するアンケート調査を実施し十分に有効な回答を得ることができた。またその分析結果をまとめた論文「『科学者のためのビジュアルデザインハンドブック』の有用性と問題点」(芸術研究報34)が採択され刊行されたため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果である論文「科学者によるサイエンスイラストレーション作成の実態調査」(芸術研究報32、2011.3、pp.59-70)、著書「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」(全88ページ、2013.3)、論文「『科学者のためのビジュアルデザインハンドブック』の有用性と問題点」(芸術研究報34、2014.3、pp.35-46)を再構築するとともに、先行研究の調査を行う。これらにより研究者のためのビジュアルデザイン教育について考察し、「研究者によるビジュアル資料作成のための指針」としてまとめる。
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Research Products
(21 results)