2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25350466
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
石井 博昭 関西学院大学, 理工学部, 教授 (90107136)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 緊急施設 / 数理的評価法 / 合意形成 / シナリオ / 事故発生確率 |
Research Abstract |
25年度は施設配置の候補地について需要地までの重み付き距離および候補地の望ましさを総合的に評価して決める方法について研究した。その結果はHiroaki Ishii and Yung Lung Lee,"Mathematical Ranking Method for Emeregency Facility Problem with Block-wise Different Accident Occurence Probabilities,"として Procedia Computer Science(Vol.22,pp.1065-1072, 2013)に掲載されたが、緊急施設の配置で事故発生確率をも考慮したものである。また、2度台湾を訪問し成功大学都市計画学系葉教授および長栄大学李泳龍学長と共同研究を行った。既存緊急施設の存在の下での新しい施設の配置場所を決める問題が1つで、A-距離の下で既存施設のテリトリーや事故確率の一般化、さらに障害物のある場合への一般化を考察した。このことは平成26年度に発表する予定である。 一方、施設配置では将来の状況を考慮して、合意形成をすることが重要である。このためにその1つの方法をHiroaki Ishii,"Consensus Formation based on Scenario," International Journal of Japan Association for Management Systems, Vol.5,pp.9-13に公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2015年は1年目で基礎的部分を行った。特に数理的評価については1つの方法を公表した。また、ブロック毎に事故確率が異なる場合の緊急施設配置について公表している。そして成果が表に出ていないがそのための準備として既存施設がある場合や立場の異なる需要を考慮した配置についても考えた。台湾の都市計画の専門家や土地利用の専門家も訪問して意見交換もした。建設費用を考慮した配置計画について今論文を作成中である。この意味で様々な要素を取り入れたモデルを考察中であり、1年目としてはおおむね順調であると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度に続いて数理的評価法の開発とその施設配置への適用を考えていく。シナリオ解析や障害物がある場合を考えていく。多目的に施設配置を考えて、この研究課題のテーマである総合的順位付けの方法を推し進めていくとともに、実際のデータでその妥当性を検証する。また、台湾の研究者との共同研究も今後も行って、国際的に通用するモデル作りとその効率的効果的な解法を作り出す。26年度にハワイで行われるICBI2014,あるいは第10回日韓ワークショップ、日本チェッコセミナー等で研究成果を発表して、国際的な評価を受けたいと思っている。一方施設配置で基礎的なボロノイ図についても障害物の存在下でどのように変化するかも解析したい。この辺りは研究室で配置問題に関心がある修士学生にも協力してもらって、可視化したいと思っている。連携研究者塩出氏、齋藤氏には施設配置の準最適化、ファジィ要因の分析に協力してもらう。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初考えていたPCの購入が安く済んだのと研究成果発表を平成26年度の国際会議で行うことにしたため未使用額が生じた。 次年度は3つの国際会議が国外であることと当該年度での成果について台湾での国際共同研究としてできれば2回程度訪問する予定である。また、修士学生にも手伝ってもらいたいのでその謝金も出したい。このため、次年度の交付金に当該年度未使用金をプラスして使用する。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Two machine flexible shop problem
Author(s)
Hiroaki Ishii
Organizer
Forum for Interdisciplinary Mathematics 22nd International Conference on Interdisciplicany Mathematcis, Statistics and Computaional Techniques
Place of Presentation
Kitakyushu International Conference Center
Invited