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2015 Fiscal Year Annual Research Report

附属小学校との連携によるフェアプレイの般化を促進する体育授業の構築

Research Project

Project/Area Number 25350724
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

上野 耕平  香川大学, 教育学部, 准教授 (20311087)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords援助行動 / 鬼ごっこ / フェアプレイ / スポーツマンシップ / 体育 / 体つくり / いじめ
Outline of Annual Research Achievements

「附属小学校との連携によるフェアプレイの般化を促進する体育授業の構築」という目標の達成に向けて,本年度はこれまでの研究成果をもとに「フェアプレイに注目した運動あそびプログラム」を完成させると共に,その評価方法を確立することを研究課題とした。
まず「フェアプレイに注目した運動あそびプログラム」に関して,本年度までの研究成果において「援助行動に対する自己効力感」の肯定的変容を促す可能性が窺われた「なかま鬼」を教材とすることに決定した。その上で,なかま鬼への参加による影響を実証的に検討する目的で,小学2・3年生45名を対象として,なかま鬼としっぽ取り(援助行動を含まない鬼ごっこ)参加前後の援助行動に対する自己効力感を調査し,これまでに得られているデータと合わせて分析を行った。その結果,危険率が10%水準(p=.06)ではあるものの,実施時期と鬼ごっこの種類との交互作用が認められ,なかま鬼への参加により援助行動に対する自己効力感が肯定的に変容することを示す結果が得られた。
次に評価方法の確立に関して,本年度までの研究成果において「援助行動に対する自己効力感」を測定する尺度(10項目)を作成し利用していた。しかし,わずか10項目であっても,負担に感じる様子を見せる児童が見受けられた。そこで尺度作成時に得ていたデータをもとに,尺度の信頼性及び妥当性について再分析を実施した上で,6項目の尺度へと改訂した。項目数を削減できたことにより,他尺度との併用など,今後の尺度使用上の利便性が向上した。
来年度以降は本研究をさらに発展させ,体育授業場面における実践を通じて「なかま鬼」の体育における実施可能性について検討すると共に,なかま鬼が鬼ごっこのなかでどのように類型化・系統化されるのかについて検討することにより,体つくり運動としてのなかま鬼の位置づけを明らかにしていく予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015

All Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] 児童の援助行動の促進を意図した鬼ごっこ(なかま鬼)の開発と実践2015

    • Author(s)
      上野耕平
    • Organizer
      日本教育心理学会
    • Place of Presentation
      新潟大学
    • Year and Date
      2015-08-26 – 2015-08-28
  • [Presentation] Using a unique tag game to improve self-efficacy in helping behavior of children2015

    • Author(s)
      Kohei Ueno
    • Organizer
      14th European Congress of Sport Psychology
    • Place of Presentation
      Bern, Switzerland
    • Year and Date
      2015-07-14 – 2015-07-19
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2017-01-06  

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