2013 Fiscal Year Research-status Report
バイオフォトンによるストレスマネージメントに関する研究
Project/Area Number |
25350847
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
坪内 伸司 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (10188617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 義昌 大阪府立大学, 地域連携研究機構, 准教授 (60173796)
田中 良晴 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (60236651)
山本 章雄 大阪府立大学, 地域連携研究機構, 教授 (70106491)
高根 雅啓 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (90285312)
清水 教永 大阪府立大学, 地域連携研究機構, 教授 (30079123)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | GDV検査 / POMS検査 / ストレス負荷 |
Research Abstract |
生体フォトンは、生物がもつ自発性粒子が放出される極めて微弱な発光現象である。 近年、この発光現象を検出する装置としてGDV(Gas Discharge Visualization)が開発された。生体フォトン検出時に誘発される電子は、表皮、真皮内の複合タンパク質分子内に非局在化した「励起電子」の変化で、生体のエネルギーATPの合成に関係し生体の機能エネルギー状態を間接的に示している。本研究では、健康な成人男女を対象とし生体フォトンの日内変動や人間の健康状態をどの程度反映することができるのかについて検討することを目的とした。被検者は、健康な大学生男女25名(男性15名、女性10名)である。被検者には予め本研究の趣旨を説明し、種々な検査に対する承諾を得た。 被験者には生体フォトンの日内変動を見るために、生体フォトンの測定を1日4回行った。食事による生体フォトンの変化を避けるために、測定前の食事は控えさせた。生体フォトンの測定と同時に被検者の身体的な活動レベルやストレス等を知るために、以下の検査を行った。1.心拍数測定、2.歩数及び消費カロリー測定、3.ストレス測定。 生体フォトンの分析は、GDVエネルギーフィールド及びGDVサイエンティフィックラボラトリーソフトを用いて行い、生体フォトンの指標としてエリア、エントロピー、フラクタル、シンメトリーの値を算出した。算出された値について、4回の測定間における有意差検定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
被検者全員の9時から17時までの心拍数の平均は、84.2±12.2beat/minを示し、歩数の平均は5155.4±29.5step、消費カロリーは707.8±48.5Calであり、測定した被検者の一日の身体的な活動量は、特に激しい活動を伴わない日常生活行動であったことが認められた。ストレスは、9時32.6±5.5KU/L、12時28.2±15.0 KU/L、15時30.9±7.0 KU/L、17時35.6±17.5 KU/Lを示し、いずれも強度な精神的ストレスがかかっていない状態であったことが認められた。4回のGDV測定によって得られたエリアの平均は、9時6675.2±516、12時6594.7±839、15時6493.7±629、17時6844.7±132を示し、いずれの時間についても各時間間における有意差は認められなかった。エントロピーの平均は、9時2.0±0.6、12時2.2±0.7、15時2.0±0.7、17時2.0±0.5を示し、エリアと同様に各時間間における有意差は認められなかった。シンメトリーの平均は、9時89±6%、12時91±7%、15時89±7%、17時92±5%を示し、いずれも各時間間における有意差は認められなかった。フラクタルの平均は、9時1.9±0.1、12時1.9±0.1、15時1.9±0.1、17時1.9±0.1を示し、いずれの時間についてもほとんど変化が認められず、また各時間間における有意差は認められなかった。本研究結果から、生体フォトンのいずれの指標についても、対象者個々においては、ある程度の日内変動は認められた。被験者個々についてAreaおよび Fractalについての日内変動は、有意差が認められた者もいた。EntropyおよびSymmetryについては、有意差が認められなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者個々においては、ある程度の日内変動は認められたが、全員の日内変動については、いずれの指標および各測定時間間において有意差は認められなかった。 今後、生体フォトンがどの程度人間の健康状態を反映するのかに関して様々なストレサー条件での反応について検討することによって新たな視点から健康状態を知る手がかりとなることが期待される。 本年度は、身体的ストレスを負荷し、ストレス前後のGDV検査及びPOMS検査を実施しストレス負荷前後での比較検討を行う。
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Research Products
(1 results)