2014 Fiscal Year Research-status Report
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25370490
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
井土 愼二 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (80419233)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 言語学 / タジク語 / ウズベク語 / 母音推移 / 母音体系 / 新ペルシア語 / ティムール朝 / ペルシア語 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は25年度に引き続き、史料からのデータ取得を行ったほか、データの分析と分析結果の発表を始めた。 実施計画に記載されている録音からの音響データの抽出には、平成26年度においても十分な能力を備えた協力者を得られなかったため、大量の録音に対して自力でこれを行い、分析を行った。 当初の予定にあったウズベキスタンまたはタジキスタンでのフィールドワークは、事情により行えなかった。そのため、資料は図書館の相互貸借サービスやインターネットを通して得られる(しばしば断片的な)ものに限定されてしまった。しかし、入手済みであった明代初期の資料からの言語データを分析したほか、19-20世紀初頭のヘブライ文字で記されたウズベク語を含むタジク語の資料を図書館の相互貸借サービスを通して新たに入手し、それらからもデータ取得とそのデータの分析を行った。 また、実施計画に記載されている「音響データまたは史料からのデータの分析結果を雑誌または学会で発表する」のうち、学会発表に関しては、フィールドワークが行えなかったのと同じ事情で行い得なかった。しかし、分析結果の印刷媒体での発表のための投稿には26年度後半には取りかかることができた。明代初期の資料から取得したデータの分析結果の一部はすでに論文として投稿され、査読を通過済みである。その他、音響データと史料の両方からのデータを組み合わせた分析結果も論文として投稿され、現在査読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
英語教育などの学内諸業務における負担の増大による研究エフォートの低下、および家庭の事情が主な理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
事業実施期間内に研究結果を形(論文)にすることに高い優先順位を与える。未活用の録音からの(音響的、または他の種類の)データの抽出、も(おそらく九月以降から)行う。データの分析結果はまとまった部分から論文にしていくようにして、期間満了までに投稿済み論文を増やす。
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Causes of Carryover |
適当な音響分析の能力をもった協力者が得られず、人件費・謝金の支出が減ったほか、主に一身上の都合により海外渡航ができず、旅費の支出が減った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度の人件費と物品費、または旅費に充当する。
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