2015 Fiscal Year Annual Research Report
サラワク・シブにおける華僑社会の形成と変容、対日歴史記憶に関する総合的研究
Project/Area Number |
25370824
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山本 真 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20316681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 典子 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (40552162)
三浦 哲也 育英短期大学, 現代コミュニケーション学科, 准教授 (80444040)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | サラワク / 華僑 / 太平洋戦争 / 歴史記憶 / マレーシア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度、科研グループ全体としては、国際ワークショップ「東マレーシア・サラワク華人社会への現地調査に基づく多角的アプローチ‐歴史学と人類学の視座から‐」を2015年12月5日(土)に筑波大学 本部キャンパスにおいて実施した。その際、科研研究費を活用して、マレーシアから Elena Gregoria Chai Chin Fern氏と黄孟礼氏を招へいし、研究報告をしていただいた。また、現地での調査は次のようである。 研究代表者の山本は、2016年2月26日から3月7日まで、サラワク州シブ市及びカピット市を訪問し、華人の歴史と太平洋戦争時期の日本による占領に関する資料収集と聞き取りを実施した。 研究分担者の飯島は、2015年9月13日~21日 サラワク州シブ市のサラワク華族文化協会やシブ福州公会会館を訪問し、客家や華人女性に関わる資料収集と聞き取りを行った。また2016年2月15日~22日 サラワク華族文化協会を訪問し、講演を行った。 研究分担者の三浦哲也は、2016年3月16日~21日 サラワク州ラワスおよびその周辺村落にて、主にケダヤン族および華人を対象として、第二次大戦中の日本軍政に関する記憶と認識についての聞き取り調査を行った。さらに、3月21日~24日 サラワク州ミリおよびその周辺村落において、主にメラナウ族および華人を対象として、第二次大戦中の日本軍政に関する記憶と認識についての聞き取り調査を実施した。
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