2014 Fiscal Year Research-status Report
人々の意識における刑法の役割と刑罰動機に関する研究
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25380088
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
松原 英世 愛媛大学, 法文学部, 教授 (40372726)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 英生 奈良女子大学, 研究院生活環境科学系, 准教授 (30508669)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 刑事政策 / 刑法の役割 / 刑罰動機 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の研究実績の概要は以下のとおりである。 1)昨年度に実施した予備調査緒の結果をまとめ、その内容を学会で報告した。→ ①松原英世・岡本英生「人々はどのように刑事政策を選択しているのか?」日本法社会学会(2014/05) ②HIdeo Okamoto & Hideyo Matsubara「On Factors Affecting People’s Penal Preferences」Asian Criminological Society 6th Annual Conference(2014/06) 2)昨年度に実施した予備調査緒の結果をまとめ、その内容を論文にして公表した。→ ①松原英世・岡本英生「刑法・刑罰の捉え方と刑事政策の関係について:予備調査の結果から」愛媛法学会雑誌41巻3=4号(2015)43-53頁. 3)予備調査の結果を参考にしながら、調査デザイン・項目を検討し、以下の要領で本調査を実施した。→ ①調査タイトル:刑事政策に関する意識調査 ②サンプル数:3000 ③サンプリング:全国から男女それぞれ1500ずつ、かつ、20代、30代、40代、50代、60代でそれぞれ600(男女それぞれで300)ずつ 4)本調査の結果をエクセル上で集計し、統計的な分析を行うためのデータの整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度末ぎりぎり(3月の実施)となったが、なんとか年度内に本調査を実施できたこと、予備調査の結果を踏まえて、本調査の調査デザイン・項目を大幅に改善することができたから。
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Strategy for Future Research Activity |
1)本調査の結果を分析し、その成果をまとめて学会等で報告する。 2)本調査の結果を分析し、その成果を論文にして公表する。 3)本研究を総括し、次年度以降の研究(本研究を発展させたもの)に向けた準備を行う。
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Causes of Carryover |
郵送調査に代えてインターネット調査を行ったところ、質問の仕方に工夫を凝らしたこととも相まって、大幅に調査費用が削減できたため。なお、当初予定していた郵送調査に代えて、インターネット調査を行ったのは、最終的に出来上がった調査票の場合、インターネット調査としたほうが高い回答率を実現できること、また、大量のサンプル数を確保できると判断したからである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
詳細な分析のための機器の購入、並びに、研究結果の公表機会を増やすことに使用する。
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Research Products
(3 results)