2015 Fiscal Year Research-status Report
法曹の市場化と専門性についての法哲学的考察―法曹制度の公共性をめぐって―
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25380137
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| Research Institution | Chuo University |
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Principal Investigator |
山田 八千子 中央大学, 法務研究科, 教授 (90230490)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 法曹の市場化 / 法曹リカレント教育 / 法曹のグローバル化 / 法科大学院 / 法曹養成教育 / 法曹倫理 / ABS / 司法研修所 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的である法曹の市場化とその公共的役割との関連性について研究を進めた。
法曹養成教育については、司法研修所で新たに実施された導入教育と法曹養成教育との有機的連携を検証するため、前者のアンケートを分析し、関係者との意見交換会で意見を交換した。法曹リカレント教育については、これに対する具体的なニーズを科目等履修生へのアンケートを通して検証して、法科大学院がこれに対して果たしうる役割について考察した。法曹倫理については、専門家倫理として位置づけた場合の、組織内法曹と外部事務所法廷法曹との構想の基礎にあるディレンマについて考察した。法曹の市場化との関連では、法曹の職域開発の状況をふまえて、イギリス法を中心として、弁護士の非弁規制との関連で、ABA(Alternative Business Structure）について研究した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた論点については、最終的な公表に向けておおむね順調に進展しているが、海外の状況から予定していた在外研究を取りやめたため、比較法的な研究が必ずしも十分に進んでいない。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究で扱うべき法曹養成教育と法曹リカレント教育、法曹倫理で考察した結果を公表するようにまとめると共に、これらを踏まえて、全体を架橋する総括的な分析を進める予定である。また、昨年度実施できなかった海外での意見交換、資料収集を進める。
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| Causes of Carryover |
前年度の海外での研究予定が社会的状況により中止したため
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
在外研究に関する旅費、専門的意見の聴取、関連図書の購入その他必要費に充てる
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Research Products
(2 results)
