2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380211
|
Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
ストレフォード パトリック 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (40469127)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | ミャンマー開発 / 政府開発援助 / キャパシテービルディング / 民主主義の変遷 / 市民経済の変遷 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に続き今年度も、2015年9月と2016年2月に、研究者はヤンゴン、ミャンマーのフィールド調査を実施した。このフィールド調査中に、JICAの官僚、ヤンゴン大学国際関係学部の研究者、ユニセフのコンサルタント、UNDP職員、ILOミャンマー事務所のリエゾンオフィサー、ミャンマー政府の企画開発省対外経済関係部の官僚、国際コンサルティング会社の職員、EUコンサルタント、ADBコンサルタント、欧州連合の代表団職員、ミャンマー戦略国際問題研究所の研究者にインタビューを実施した。今年度までの3年間でミャンマーの開発に対する約50人のニーズを把握することができ、ミャンマーに対しての国際援助への理解をより深めた。各国際ドナーの政府開発援助の活動と方法、またドナーの外交目標についての明確な理解を得た。 以上により多くの論文を執筆することができ、さらにアカデミックレベルが高い学術誌に掲載された。また、私のアカデミック ネットワークの拡大により招待客のみが参加できるミャンマーについての国際学会、または国際ワークショップに参加できるようになった。このような学会への参加は、ミャンマーについての最新研究に対する貴重な機会を与える。 2015年度に研究協力を促進するため、ミャンマー戦略国際問題研究所との関係を築くことができた。また、2016年に京都大学東南アジア研究所の学外研究協力者となり、日本を拠点とするミャンマーの専門家との協力が可能となった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度に続き今年度も、ミャンマーの学者、または専門家とのネットワークを確立することができた。 特にヤンゴン大学の研究者、ミャンマー戦略国際問題研究所の研究者との関係構築、さらに国際コンサルタント との良好な関係の実現は、今後の研究推進に多いに役立つ。 本研究に関する様々なネットワークを構築することにより、多角的な視野から本研究を遂行していく所存である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2016年9月、ミャンマーに現地調査のために行く予定である。 2016年10月、北イリノイ大学のビルマ学の国際学会で発表する予定である。 2016年12月、グローバル学の国際学会で発表する予定である。 2017年2月、ミャンマーに現地調査のために行く予定である。
|
Causes of Carryover |
サバティカル制度の在外研究員として、平成26年10月から平成27年3月までイギリスに滞在したため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年度、2回ミャンマーに現地調査を実施する予定である。
|