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2016 Fiscal Year Research-status Report

植民地朝鮮における総力戦と教育‐朝鮮人児童の「皇国臣民の錬成」を巡る構造‐

Research Project

Project/Area Number 25381057
Research InstitutionShigakukan University

Principal Investigator

有松 しづよ  志學館大学, 人間関係学部, 准教授 (70623437)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2018-03-31
Keywords植民地朝鮮 / 皇国臣民 / 練成 / 児童 / 教員 / 教員養成 / 国民学校 / 不就学
Outline of Annual Research Achievements

①史料収集 総力戦体制下の植民地朝鮮における不就学学齢児童に対する「皇国臣民の錬成」の様相を「浮浪児」救済に注目して考察する作業として、関係資料を収集した。
②研究 ①の作業ににより概ね様相をとらえることができ、成果を発表するための作業に取り掛かっている。
③前年度からの課題 国民学校において児童の「皇国臣民の錬成」を担った教員がどのようにして養成されていたのかの様相されていたのかについての研究も引き続き行っている。史料等からみえる様相を補う目的から当時の師範学校在学生に聞き取り調査をと準備をはじめてはいるものの、予想した以上に所在をつかめず調査が難しい状況にある。
③研究発表 28年度の研究成果を29年度中に発表する手順で研究をすすめている。
④史料解説 総力戦体制下の植民地朝鮮で制作された国策映画を「皇国臣民の錬成」という側面から紹介する試みをしたが、韓国映像資料院の意向から実現することができなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

健康上の障害(視力の低下、歪視)の回復が見込まれず、計画していたように研究を進めることができないでいることから、当初の予定どうりに進めることができないでいる。

Strategy for Future Research Activity

遅れながらも進めてきた植民地朝鮮の師範学校における「錬成」について、また浮浪児に対する「錬成」の様相について発表していく。

Causes of Carryover

総力戦体制下の朝鮮で制作された国策映画を朝鮮人の「皇国臣民の錬成」に係る史料として発表予定していたが、韓国映像資料院の都合により実現できなかったことが次年度使用額が生じる第一の要因となった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

総力戦体制下の朝鮮で制作された国策映画を朝鮮人の「皇国臣民の錬成」に係る史料として出来る範囲で発表刊行する。また、これまで収集した朝鮮人の「皇国臣民の錬成」に関係する史料を刊行する。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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