2016 Fiscal Year Annual Research Report
To establish an entrepreneurial education program that bridged high school students and university students
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25381273
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
宮崎 猛 創価大学, 教職研究科, 教授 (50440227)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アントレプレナーシップ / サービス・ラーニング / 課題解決 / 高大連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度となった平成28年度の前半の特筆すべき成果は、第3回大会(2016年3月)での優秀校(都立両国高校)がSAGEの世界大会(同年8月、フィリピン)に出場するに至ったことである。また、第4回大会に向けて第1回から第3回の大会の成果と課題を改めて精査し、審査基準等をより教育的プログラムとして性格を強めたものに改変した。第4回大会においては5校6チームが参加した(2017年3月20日)。高校生の事業案はこれまでの研究成果が生かされ、そのレベルが大幅に向上することになった。大会の様子は「総合的な学力育む機会」として大きく報道された(2017年5月6日付け毎日新聞)。 教育面での成果は上述の通りであるが、研究面においては、当該プログラムの立ち上げや運営に携わった大学生に対し、市民性育成の観点から効果測定を行った。運営に携わった日本の大学生は市民性の尺度が向上したが、リーダーシップ性にかかわる因子が低下するという結果となった。その研究成果はシアトル大学アンダーソン教授らと国際比較の観点を取り入れ、“The Influence of Service-Learning on the Civic Attitudes and Skills of Japanese Teacher Education Candidates”として結実し、教師教育におけるサービス・ラーニングの国際学会誌The International Journal for Research on Service-Learning in Teacher Education, Vol.7(2017年)への掲載が決定した。
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