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2015 Fiscal Year Annual Research Report

職場のソーシャル・キャピタル醸成を目的とした介入評価および発展的活用の基盤整備

Research Project

Project/Area Number 25460802
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高尾 総司  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (50335626)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsソーシャル・キャピタル / 健康 / 職場 / 運動
Outline of Annual Research Achievements

ソーシャル・キャピタルと健康との関連は主として地域住民において実証されてきたが、地理的集団ではない職場のような機能的集団における実証的研究も期待されている。本研究では職場におけるソーシャル・キャピタルについて、介入によるソーシャル・キャピタル醸成の評価を行うこと、さらに将来的に企業自身も職域健康データを資産として活用できるような仕組みの基盤整備を目指した。
最終年度は、主としてソーシャル・キャピタルへの介入実施と評価を行った。企業の運動会を企画する専門会社との協力については当該企画会社との間では合意が形成できたものの、実際に運動会を実施した個別の企業からのデータ収集までは至らなかった。そのため、雑誌記事(へるすあっぷ21、2015年8月号等)等を通じてより広く案内する方法も併用し、協力が得られた企業において、介入内容としては運動会ではなかったものの社内リレー競技の運動イベントの機会をとらえて、縦断的にデータを収集した(ベースライン、イベント直前、イベント後、イベント3ヶ月後)。なお、対照群の設定が困難であったことから、デザイン上の工夫を行い、擬似的に比較を行った。結果の概要としては、当該企業全体および参加者(自由意思による参加)のベースライン時点からのソーシャル・キャピタルが高値であったこともあり(天井効果)、運動イベントへの参加に伴う明確なソーシャル・キャピタル醸成は観察できなかった。また、基盤整備に関しては、フィンランドの公務員コホートとのデータ・ハーモナイズ等について研究者間で意見交換するとともに、企業の専属産業医等に今後の参加を検討してもらうために情報提供を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Journal Article (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Community-Level Social Capital and Psychological Distress among the Elderly in Japan: A Population-Based Study.2015

    • Author(s)
      Kobayashi T, Suzuki E, Noguchi M, Kawachi I, Takao S.
    • Journal Title

      PLoS One

      Volume: 10(11) Pages: e0142629

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0142629

    • Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2017-01-06  

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