2013 Fiscal Year Research-status Report
脂肪の炎症が近接臓器および脂肪由来幹細胞の質に及ぼす影響
Project/Area Number |
25461067
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
天野 篤 順天堂大学, 医学部, 教授 (70338440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 訓 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20407315)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 脂肪組織 |
Research Abstract |
本年度は脂肪組織の採取を中心に行った。 手術前に同意書を得られた開心術症例を対象とした。手術時に皮下脂肪、心嚢周囲脂肪、心臓周囲脂肪をそれぞれ採取した。また該当症例では内胸動脈周囲の脂肪も採取した。採取した脂肪組織をそれぞれ、RNA用保存液、タンパク分解酵素阻害剤含有液および組織染色用に4%パラホルムアルデヒド内に保存した。また十分量の組織が得られた場合は上記組織の一部を脂肪幹細胞培養用の組織とした。 RNA用組織およびタンパク解析用組織は-80℃で冷凍保存し、ぞれぞれお適宜RNA抽出およびタンパク抽出を行った。パラホルムアルデヒド内で固定した組織はスクロースで脱水処理をしたのち凍結組織とした。 細胞培養用組織はコラゲナーゼ処理を行ったのち、得られた元組織重量に基づいてそれぞれ大きさの異なるディッシュで14日間培養を行った。細胞を2回継代したのち上清を採取、ELISA解析用サンプルとするとともに、細胞は液体窒素内で凍結保存した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究で最も時間がかかる工程である、組織採取が順調に進んでおり当初の予定通り解析が開始できる見込みであることから。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度以降は採取した脂肪組織をそれぞれ解析を行う予定である。
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