2015 Fiscal Year Annual Research Report
アディポネクチンの結合蛋白を介する生理作用の分子基盤の解明
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25461386
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
前田 法一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 寄附講座准教授 (30506308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
船橋 徹 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 寄附講座教授 (60243234) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | アディポネクチン / T-cadherin / GPI-PLD / GPI-アンカー蛋白 / S100A8 / メタボリックシンドローム / 動脈硬化症 / 臓器保護 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究成果により、アディポネクチンは生体内においてもT-cadherin蛋白と結合することを明らかにした。そのメカニズムとして、GPI-アンカー蛋白切断酵素であるGPI-PLDに着目し研究を遂行した。現在、GPI-PLDノックアウトマウス及びGPI-PLD過剰発現アデノウイルスを作製し、解析を進めている。同時に、アディポネクチンのT-cadherin蛋白への結合部位を明らかにするため、T-cadherinのdeletion mutantを数種類作製し解析を行っている。 以前の研究において、アディポネクチンは単球やマクロファージに結合する可能性が示されている。しかしながら、このような免疫細胞へのアディポネクチンの集積が生体内においてどのように行われているかは不明である。そこで、生体内におけるアディポネクチンと免疫細胞との動的相互作用を明らかにするため、その第一歩として脂肪組織マクロファージの生体イメージングを試み、その手法を確立した。本解析により、超短期間での過栄養負荷により脂肪組織マクロファージが動的に活性化されること、そのinitial triggerとして新たな脂肪細胞分泌因子S100A8を同定した。興味深いことに、血中のS100A8とアディポネクチンとは逆相関を示していた。現在、蛍光蛋白を付加したアディポネクチンを作製し、生体イメージングを行っている。
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[Journal Article] Visualized macrophage dynamics and significance of S100A8 in obese fat.2015
Author(s)
Sekimoto R, Fukuda S, Maeda N, Tsushima Y, Matsuda K, Mori T, Nakatsuji H, Nishizawa H, Kishida K, Kikuta J, Maijima Y, Funahashi T, Ishii M, Shimomura I.
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Journal Title
Proc Natl Acad Sci U S A.
Volume: 112
Pages: E2058-E2066
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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