2013 Fiscal Year Research-status Report
SDF-1/CXCR4シグナルを標的とした乳癌骨転移に対する新規治療法の開発
Project/Area Number |
25462006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Japanese Foundation for Cancer Research |
Principal Investigator |
小林 隆之 公益財団法人がん研究会, 有明病院総合腫瘍科, 副医長 (50625738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 俊二 公益財団法人がん研究会, 有明病院総合腫瘍科, 部長 (90221358)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 乳癌 / 骨転移 / がん幹細胞 |
Research Abstract |
本年度は乳癌原発巣と骨転移巣における各種タンパク質発現(ホルモン受容体、HER2、Ki67、CD133、CD44、ALDH1、Nucleostemin)の変化の有無に関する検討を計画した。 免疫組織染色法による解析を実施するため各種抗体を購入した。現在それぞれの抗体における染色条件の検討を順次行っており、いくつかは決定している。 カルテ調査から当院において乳癌骨転移巣の切除が36例に対して施行され、このうち当院にて原発巣切除も行われた症例が計19例存在することを確認した。これらの症例のホルマリン固定パラフィン標本の薄切スライドを作成中である。 幹細胞マーカーのひとつであるNucleosteminに関して、免疫組織法による原発巣での発現を検討した結果、重要な予後因子であることが明らかとなり論文化することが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
免疫組織染色法の条件設定を行うにあたり、脱灰処理が行われた骨転移切除標本での染色がうまくいかずかなりの労力を必要としている。引き続きこの検討を進めていくものの、並行して遺伝子発現の検討やマウスモデルでの検討も進めていきたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き臨床検体を用いた各種マーカーのタンパク発現を検討する。また同検体からRNA抽出を行い、原発巣と骨転移巣での遺伝子発現の変化についても検討を開始する予定です。さらに、我々の樹立した高骨転移細胞株を用いたマウスでの研究も準備をすすていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度は臨床検体を用いた免疫組織染色法によるタンパク発現解析と、同じく臨床検体を用いた遺伝子発現解析を実施する予定であったが、免疫組織染色による検討に時間を要したため、遺伝子発現解析に使用する予定であった研究費がもちこすこととなったため。 次年度では免疫組織染色による検討を進めるとともに、並行して遺伝子発現解析を実施する計画であり、研究費をこれに充当する予定である。またマウスモデルを用いた検討も進めていきたいと考えている。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] A microarray-based gene expression analysis to identify diagnostic biomarkers for unknown primary cancer2013
Author(s)
Kurahashi I, Fujita Y, Arao T, Kurata T, Koh Y, Sakai K, Matsumoto K, Tanioka M, Takeda K, Takiguchi Y, Yamamoto N, Tsuya A, Matsubara N, Mukai H, Minami H, Chayahara N, Yamanaka Y, Miwa K, Takahashi S, Takahashi S, Nakagawa K, Nishio K
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Journal Title
PLoS One
Volume: 8(5):e63249
Pages: e63249
DOI
Peer Reviewed
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