2013 Fiscal Year Research-status Report
ワクシニアウイルスを用いた腫瘍免疫誘導の開発と生体イメージング
Project/Area Number |
25462254
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒川 芳輝 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20378649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
THUMKEO Dean 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40372594)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 悪性脳腫瘍 / ワクシニアウイルス / 腫瘍免疫 / ウイルス治療 / 悪性グリオーマ |
Research Abstract |
申請者らは悪性脳腫瘍に対するワクシニアウイルスによるオンコリティック・バイオレスポンスの解析とその治療応用技術の開発に取り組んでいる。 これまでの研究成果から、ウイルス治療による腫瘍免疫活性化が悪性脳腫瘍を根治に導くという作業仮説である。 平成25年度では、ラット脳腫瘍モデルに対してワクシニアウイルス療法を実施し、ワクシニアウイルスに導入に伴う腫瘍免疫動態の免疫組織学的な解析を実施した。その結果、腫瘍モデルでは腫瘍による免疫担当細胞の誘導は非常に少ないが、ウイルスを導入することで、一過性に免疫担当細胞が増加することが明らかとなった。さらにFACSでの解析を継続している。 Flt3L発現ワクシニアウイルスを作成するためのベクター作成を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ラット脳腫瘍モデルでは一部解析が困難であったため、マウス脳腫瘍モデルで再検討を実施する必要が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、マウス脳腫瘍モデルを用いた腫瘍免疫動態を再検討したうえで、長時間蛍光ライブ・イメージング、2光子顕微鏡、発光in vivoイメージングを用いて腫瘍免疫環境の動態を明らかにする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験の進行が予定より少し遅れていたため、余剰金が生じた。 平成26年度は、平成25年度に予定した計画も踏まえて実施するため、実験計画の予定とした支出となる。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Retrospective Analysis of Bevacizumab in Combination with Ifosfamide, Carboplatin, and Etoposide in Patients with Second Recurrence of Glioblastoma.2013
Author(s)
oshiki Arakawa, Takashi Mizowaki, Daiki Murata, Koichi Fujimoto, Takayuki Kikuchi, Takeharu Kunieda, Jun C. Takahashi, Yasushi Takagi, Susumu Miyamoto.
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Journal Title
Neurologia medico-chirurgica
Volume: 53(11)
Pages: 197-202
DOI
Peer Reviewed
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