2015 Fiscal Year Annual Research Report
腰部脊柱管狭窄症における黄色靭帯肥厚メカニズムの解明
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25462310
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
西良 浩一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (10304528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 令 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70398866)
酒井 紀典 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 特任准教授 (80403731)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 腰部脊柱管狭窄症 / 靭帯肥厚 / 線維化 / 小胞体ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
若年者と高齢者の靭帯比較: 各5検体よりtotal cellular RNAを抽出し、マイクロアレイにより比較検討した。現在注目しているのは、高齢者靭帯における小胞体ストレスの上昇である。今回の結果より、高齢者において小胞体ストレスがかかっていることが遺伝子レベルから示された。 高齢者肥厚靭帯における背側と腹側との違い: 5検体よりtotal cellular RNAを抽出し、マイクロアレイにより比較検討した。背側にて瘢痕繊維化形成が強く、同部位での瘢痕形成の蓄積により肥厚が生じているという仮説を提唱している。マイクロアレイにより繊維化に重要である、I, III, XII, XIV型コラーゲンの高発現が確認された。また、繊維化を助長させる低酸素の強いシグナルも観察された。 免疫染色: I, III, XII型コラーゲンについては繊維化との関連性を調査し、背側での強い染色性を確認した。
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Research Products
(1 results)