2015 Fiscal Year Annual Research Report
吸入麻酔薬の心筋保護作用における細胞膜マイクロドメインとオートファジーの役割
Project/Area Number |
25462405
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
堤 保夫 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (90523499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 克哉 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30263841)
大下 修造 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 非常勤講師 (60144945)
堤 理恵 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (80510172)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 細胞膜マイクロドメイン / オートファジー / 吸入麻酔薬 / 心筋保護作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスを人工呼吸下に開胸、血行動態を測定(血圧-容量曲線)しながら、心臓冠動脈左前下行枝を30 分間閉塞した後を行なった。その後、2 時間再潅流し、再び冠動脈を閉塞、Evans Blue を注入し心臓を取り出し、心臓をスライスし、TTC にて再染色を行い心筋梗塞サイズを測定した。コントロール群、吸入麻酔薬(イソフルラン1.0 MAC)群、オートファジー誘導剤(ラパマイシン)群において心筋梗塞サイズを測定比較した結果、吸入麻酔薬群、オートファジー群はコントロール群に比べて優位に心筋梗塞サイズを減少させた。同様のモデルを使用し、オートファジー抑制剤(3-メチルアデニン: 3-MA)を刺激前に投与し、虚血再潅流実験を行いオートファジーのイソフルランによる心保護作用に対する影響を明らかにする。その結果、これらの心筋保護作用を棄却した。 また、関連タンパクについてイムノブロッティング法にて比較する検討した結果、LC3-I/LC3-II、Beclin1 などのオートファジー関連タンパクが活性化が見られた。
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Research Products
(6 results)