2014 Fiscal Year Research-status Report
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25462910
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
箕輪 和行 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (30209845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤間 憲幸 北海道大学, 大学病院, 助教 (80431360)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | QSI / ADC |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に決定したQSIパラメータは以下の通りである。Read out: Single-shot Spin-echo echo-planner imaging. b-value;0~5000まで 500step.Resolusion;64×64 matrix in 24×24 FOV,15slices with slice thickness 5mm (3.75×3.75×5mm voxcel), slice gap 30% parallel imaging ; SENSE(SENCE factor 3) Other parameters; TR 5100msec, TE 80.5msec, FA 90 degree, Scanning time ; 5分47秒 今年度中に31例の口腔扁平上皮癌患者に上記パラメータを使用し検査したが、口腔内金属アーチファクトや体動にて画像検査が使用可能となったのは13症例である。 13例の口腔扁平上皮癌の病理組織標本をKi-67で染色し、Ki-67の染色の程度で活性度を3段階に分類した。Ki-67の染色割合が20%未満をgrade1、20-50%未満をgrade2、50%以上をgrade3とした。その結果grade 1が4名, grade 2が5名、grade 3が4名となった。現時点で各gradeの患者数が少なく、QSIデータとki-67染色gradeとの間の統計的処理は困難である。症例が集まれば十分統計解析は可能と思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
順調に患者に実験パラメータを応用できており、実験の進行はおおむね順調と思われる。しかしながら、患者の状態・状態によりデータとして使えないことがあり、統計的解析ができる目標数までには現時点では至っていない。統計解析ができる症例数を重ねるように努力をする。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は統計的解析ができるところまで患者データ数を増やすようにする。さらに、癌患者に対して用いられているその他の画像解析法も比較パラメータとして用いたい。具体的には腫瘍の低酸素状態を反映する18F- fluoromisonidazole(FMISO)を使用したPETによる集積状態との比較、造影剤を使用せずにMRIの原理で使用されているRFパルスを使用し、組織の動脈血灌流量をみるcontinuous arterial spin labeling(CASL)を発展させSNR(signal noise ratio)を改善したpulsed CASL(pCASL)で組織の灌流量を定量化し、比較することも検討する予定である。
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Causes of Carryover |
統計解析可能の十分な症例数が集まっておらず、QSI撮像と共に今回の実験では実際の患者の癌細胞をKi-67で染色し、比較する事を検討項目に盛り込んでおり、症例を集積する際Ki-67染色の費用も発生し、この染色費用が次年度にも必要になるため、繰越金が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
統計解析可能の十分な症例数を早期に収集し、QSI画像と比較する患者の癌細胞のKi-67での染色を可能な限り早く行い、実験経過の遅れを取り戻したいが、あくまでも今回の目的にあう患者の集積状況によるので、データ集積に関しては不確定要素がある。
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Research Products
(2 results)