2015 Fiscal Year Annual Research Report
ゼラチン複合型炭酸アパタイトフォームの創製と顎骨再生への応用
Project/Area Number |
25463137
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
藤澤 健司 徳島大学, 大学病院, 講師 (40228979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (20200214)
永井 宏和 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (50282190)
都留 寛治 九州大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (50314654)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 炭酸アパタイトフォーム |
Outline of Annual Research Achievements |
ゼラチン複合型炭酸アパタイトの破骨細胞による吸収 破骨細胞によるゼラチン複合型炭酸アパタイトの吸収について、in vitroで評価する。実験には、実験2で選 定したゼラチン濃度と架橋時間で作製したディスク状のゼラチン複合型炭酸アパタイトを用いる。破骨細胞をデ ィスク上で培養して、ゼラチン被膜が材料の破骨細胞による吸収に与える影響について検討する。破骨細胞は生 後7日のウサギ大腿骨から分離したものを用いる。7, 14, 21日間,破骨細胞を培養後、TRAP染色および吸収窩 の観察を行う。対照群としてはハイドロキシアパタイトを用いる。 ラット頭頂骨および脛骨欠損部への移植による骨形成能および吸収性の評価 ゼラチン複合型炭酸アパタイトフォームをラット頭頂骨および脛骨に作成したクリティカルサイズの骨欠損部 に移植し、骨形成能および材料の吸収を評価する。フォームを実験2で選定したゼラチン濃度と架橋時間で作製 して用いる。埋植後、1,2,4,8,12週後に、軟X線写真およびマイクロCTを撮影した後、試料を周囲骨 ごと摘出する。試料を、中性緩衝ホルマリンで固定後、脱灰標本を作製して組織学的に評価する。免疫組織染色 を行い、骨形成マーカーの発現を評価する。さらに、破骨細胞による吸収も評価する。また、試料摘出前1週に テトラサイクリン、カルセインを腹腔内投与して骨のラべリングを行い、非脱灰切片を作製して骨新生の速度に ついて、評価する。また、マイクロCTのデータから、生体内での吸収と骨形成量を評価する。
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Research Products
(4 results)