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2016 Fiscal Year Annual Research Report

The effects of Cognitive-Behavioral Therapy for insomnia on sleep structure and autonomic nervous function in patients with insomnia

Research Project

Project/Area Number 25515006
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

小曽根 基裕  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50246386)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords原発性不眠 / CAP / 認知行動療法
Outline of Annual Research Achievements

目的と方法:本邦において5人に1人は何らかの睡眠障害を有するが、その治療においては睡眠薬の過剰投与の問題が昨今指摘される。そのため海外で広く行われている不眠症に対する認知行動療法(CBTi)の本邦への導入が望まれるが、その有効性に関して睡眠ポリグラフ検査を用いた詳細な客観的検討は行われておらず、現時点で本邦における保険適用はない。
本研究では、日本人不眠症患者を対象に、不眠症に対する認知行動療法(CBTi)を行い、その前後に睡眠ポリグラフ検査施行し、睡眠の不安定性を評価するCyclic Alternating Pattern 法を用いてその効果について検討した。CBTiは日本睡眠学会による講習を受講した心理士により個人面接にて施行した。PSG検査は、CBTi施行前、施行後、施行後3ヶ月の3回評価した。
結果:当研究に登録された被験者は17 例(53.6±18.0、m/f: 9/8)であった。診断はDSMⅣ-TRにて原発性不眠と診断された。
1)CBTi施行前のCAP 率は高値を示した(40.0±10.0 %)。2)CAP 率はCBTi 施行後に一時的に増加、施行後3 ヶ月で減少する傾向が見られた(CBTi後:52.3±8.4%,施行後3ヶ月:36.8±6.2%)、3)特にCAPサブタイプA1%がCBTi施行後に増加し、3ヶ月後に低下した(施行前:7.0±3.0,施行後:11.8±6.3%, 施行後3 ヶ月:8.7±3.3 %)。4)CBTi 有効例、無効例で比較した結果、有効例の施行前CAP 率は無効例に比較し(無効例:28.8±6.3%)て高値を示した。また、有効例ではCBTi 施行後CAP サブタイプA1(%)が施行前と比較して増加していた。
結語:CBTiは施行3ヶ月後にCAP率を低下させたため、効果発現に数ヶ月間の時間を要する可能性が示唆された。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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