2014 Fiscal Year Research-status Report
スポーツ産業市場活性化及び雇用創出へ寄与する起業家的人材育成プログラムの開発
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25560312
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松田 裕雄 筑波大学, 体育系, 研究員 (50375474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 丈太郎 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (30601017)
渡 和由 筑波大学, 芸術系, 准教授 (50302401)
高橋 義雄 筑波大学, 体育系, 准教授 (70303592)
相原 正道 福山大学, 経済学部, 准教授 (10636096)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | プログラムの体系化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度における目的は、各ケースより見込まれる学習効果を抽出し、「教育」・「ネットワーク」・「雇用機会」の何れかのカテゴリーとの最適化を図ることであった。具体的にはビジネスに関する学びが多い場合には「教育(演習中心に国内外からケース当事者を講師に迎えるオムニバス形式の演習)」へ、キャリアやマネジメントが多く、現場での体験学習も可能な場合には「ネットワーク(国内外のスポーツ現場に赴き、現地の方、顧客等との触れ合いの中で学習する実習)」のカテゴリーへ分類していく。また総合的な学びが得られ、実際に現場で新規事業立ち上げ或いは起業を協働で行える条件を有している対象企業の場合には「雇用機会(事業・起業実践を共に行い、自らの雇用をも創出する)」のカテゴリーへ分類するというものであった。 その上で、研究成果はおもに3つである。1.三つのカテゴリ分け及び書くケースをもとにした教育実践に関する総合的な報告書が完成したこと。2.ケース教材の分析を知財とした新たな雇用と市場の現場が創出されたこと。(教材発でビジネスが実際に創出されたこと)3.1に順じた内容で、研究論文を作成し学会誌に掲載されたこと。(日本ベンチャー学会)4.本研究成果を生かした新しい研究プロジェクトも採択されたこと。 以上より当初目的の達成を越える部分にまで研究は進行し極めて有意義な年度であったといえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究の最大の目的は、「教育、雇用、ネットワーク」に直結する教材・プログラムの開発にある。研究実績の概要の通り、本年度の目的はそれら3つそれぞれに繋がるケース等教材の仕分けと最適化であったが、体系化にまで進み、特に「雇用」に関しては、最適な教材の組み合わせが確認され、実際にそうした雇用が同時に創出されたこと。これは今後その雇用に特化したライセンスプログラムにしていくことも可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度の研究目的は、全体の整合性を整え、カリキュラム化を図った上で、学内外等にて試験的実施を試みる。その上で最終検証と修正を行うこと。である。既に学外での実施のめ目途は立っており、受講生ニーズに合わせたカスタマイズカリキュラムを実践し、その効果検証を行う。これにより、本研究の目的である起業家的人材育成プログラムの原理原則が完成し、どのような受講生ニーズにも対応するプログラムの構築が期待される。
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Causes of Carryover |
プログラム報告書の作成に予定より時間を要したため未使用額が生じた
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
プログラム報告書作成のために使用する
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Research Products
(2 results)