2015 Fiscal Year Annual Research Report
スポーツ産業市場活性化及び雇用創出へ寄与する起業家的人材育成プログラムの開発
Project/Area Number |
25560312
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松田 裕雄 筑波大学, 体育系, 研究員 (50375474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 丈太郎 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (30601017)
渡 和由 筑波大学, 芸術系, 准教授 (50302401)
高橋 義雄 筑波大学, 体育系, 准教授 (70303592)
相原 正道 大阪経済大学, 人間科学部, 准教授 (10636096)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 環境デザイン / プレイスメイキング / サービスマネジメント / マルチサイドプラットフォーム型ビジネスモデル / サービス原価企画 / キャリアモデル / 価値共創 / 使用価値 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)起業家教育プログラムという側面での実績 本取組ではスポーツ固有の様々な機能を理解し、ビジネスとして如何にマネジメントしていくかについて体系的に学習できる環境づくりを行ってきた。スポーツ科学を中心とした様々な学問領域との融合、対話の中で教材、教授法、カリキュラム構築を図っていくこと、「座学・体験・実践」まで一気通巻のものを目指すことに従来の専攻プログラムとの異なる特色があった。これにより、普段競技とは普段関わりのない学群から多くの学生も集まり、スポーツ実技以外でも異領域の人が集まる新しいスポーツ教養教育としての起業家的人材育成でもあったといえる。 2)スポーツ産業教育という側面での実績 家計調査年報を用いた分析スポーツ消費が「モノ」から「サービス」へと変わったとしている。少子高齢化による健康需要拡大に伴い、今後こうしたサービスの需要と高度化は益々加速し、主流になっていくことが考えられる。このような流れを鑑みると、本取組は時代を先取りした魅力的なプログラムであったといえる。 3)サービス産業教育という側面での実績 世界的にサービス研究の蓄積が進む中、本取組みは、日本発の高等教育サービス・イノベーションとして位置づけられる。特に評価できるのは、①三段階に分かれたカリキュラムが、”成功するサービス”の開発論理(効果性と効率性のサイエンス、統合のアート、仮説検証とサービス進化)に近い活動がなされており、サービスとしての教育プログラムの質が高いという点、②広範囲且つ大規模な産学連携体制でプログラムを運用しているなど外部生産要素を戦略的・積極的に活用している点。 4)新研究開発という側面での実績 スポーツ環境デザイン(職住居遊環境の魅力化とスポーツ環境の魅力化の一体化による産業創成)という概念と手法の開発が進み、都市開発や地方創生に活かせるものになってきたこと。
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Research Products
(7 results)